【天才・桑田】🌼早すぎた“LGBTQソング”。嘉門雄三&ザ・ナンバーワン・バンド『六本木のベンちゃん』。オカマの哀愁が笑顔になる隠れた名曲。
「六本木のベンちゃん」。
この曲を知っている人は、かなりの桑田佳祐&小林克也ファンであろう。
スネークマン・ショーへの参加でも知られ、DJ、VJ、ナレーター、俳優、タレントとしても活動する小林克也が結成したザ・ナンバーワン・バンドが1982年に発表したファースト・アルバム「もも」のなかで、最も異彩を放ったのが、嘉門雄三(桑田佳祐)が小林と共同で作詞を行い、作曲・編曲を嘉門雄三が見事に仕上げた「オカマ礼賛ソング」である。
田舎から出てきた朴訥なオカマの若者が、六本木に住んでいる中年のオカマに拾われて一緒に暮らすというストーリー。
ここには、「ア◯ル◯ックスの快楽」を超えた「愛の極北」がある。
演奏が凄い。
参加したスタジオミュージシャンは、
とにかく、聴いて欲しい。
おそらく、一回聴いて、歌詞を100%聞き取れた人は少ないだろう。
再録してみる。
◆◇◆
♬ ふたり きゃーめぐろ(中目黒) の アパートの窓
電信柱 が 見えた
おそうじ せんたく シャイシャイ
お料理 おつかい
ボクちゃん達って きれい好き
ゴトー花屋さんの スイトピー
水をたっぷりこいて
お花は チンチラホイで
君は 泣いていた
花は花 むりやり花だから
散れば舞うよな この人生
雨が チャップリ 降っと
君を迎えに 赤いアンブレラっちょね
有名な防衛庁(!)の 真後ろあたり へえった
秀和レジデンス
店の名前は なんでしょね
忘れて いない はっちょねー
UCCのネオンが やけに 黄色ちゃって
涙のキャフェテラス
店は店 たかだか店だけど
店という名の この人生
私のいい人 連れてこい
元気のいい奴 呼んでこい
「ベンちゃーん!どこー?」
「ねぇ おはぎ つくっといたよ」
「うん」
「ベンちゃんの好きな 粒あんにしといたからね」
「アリガト」
秋がぶっとんじゃって
冬春 はぶいちゃって
いきなり 夏が来た
田舎帰ると 言い残したにし
枕元 置き手紙
アマンドあたりへ 追いかけた
知ってはいたけど
ひどいで ないんじゃないの
僕は 泣いチッチ
愛は傷 噛まれた 腕の傷
思い出の証 この歯型
「それが僕からの置き手紙さ おじさん…」
サイナラ ベンちゃん 元気でな
ひとり生きてく 六本木 ♬
◆◇◆
カラオケで歌うと盛り上がる一曲です。
決して、コミックソングではありません。
男と男の「愛の讃歌」です。
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