見出し画像

今年もバター醤油とうもろこしご飯の季節がやってきた


とうもろこしがスーパーで1本100円くらいになると、『今年も夏が来たなぁ』という気分になる。

とうもろこしご飯は友人が大好きなメニューだ。

3児の母でもある友人は、『人の作ったご飯が食べたい』とよく言っているので、私は時々何か作っては献上している。
確かに、人のご飯を作ることが生活の一部になると、作ってもらったご飯のありがたみが爆上がりすると思う。
私も仕事で人のご飯を作っていたことがあるから、家庭はなくともちょっとは気持ちがわかる。

まずはとうもろこしを二本、皮をむいて包丁で芯から粒を削ぎ落とす。
浸水させた米3合に、規定より少なめの水と酒少々を入れてとうもろこしの芯も一緒に炊く。
芯から甘みが出てこの方が美味しいらしい。

とうもろこしの粒を一緒に炊く方法もあるけれど、私はフライパンでとうもろこしと刻んだひげを別で炒めておき、後から炊けたご飯に混ぜるスタイルを取っている。

バターと多めの醤油でちょっとこんがりするまで炒めます。しゃもじにひげが絡まる。


ひげの部分も、漢方では『玉米鬚(ぎょくべいじゅ)』と呼ばれる生薬だと聞いてからは、私は刻んで一緒に使っている。
ひげは体内の余分な水分を排出し、むくみの改善になるとのこと。
ひげはほぼ無味だし、ご飯に混ざると存在感もなくなって邪魔ではないから、入れて損はない。

とうもろこしが香ばしい焼きとうもろこしになったところで、ご飯と混ぜて完成。
ちなみに、米3合に対してとうもろこし二本だとだいぶとうもろこしが多めなので割合はお好みで。
私はとうもろこしを存分に味わいたいのでこの比率で作っている。

バターがほんのり香るごはんは背徳の味がする。
追いバターをするのもいいですね。

『できたよ』と友人にLINEをしたら、とても喜んでくれた。
誰かのために頑張ってる人の、ちょっとした癒しになれることがすごく嬉しい。

これからも夏が来るたびに作ろうと思う。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?