見出し画像

マスクは感染対策に効果がないのか調べてみた【マスク記事その①】


こんにちは、youmeiです。

今回はマスクについて書いてみようと思います。

※この場合のマスクとは、”サージカルマスク(不織布)”を指します。


私は介護士なのですが、高齢者など感染しやすい方がいる介護現場ではマスクが必須です。


今は収束しましたが、コロナ禍ではマスクが必須だったこともあります。

しかし、介護現場では引き続きマスクをつけ仕事をしています。


厚生労働省によると、

高齢者等重症化リスクが高い者が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設等の従事者については、勤務中(※) のマスクの着用を推奨することとされていること。
引き続き、マスクの着用を はじめ、感染対策の適切な実施にご尽力いただきたい。

マスク着用の考え方の見直し等(特に高齢者施設等における取扱い)について(R5.2.25)https://www.mhlw.go.jp/content/001058927.pdf

とあります。


とそんな中で、職場の同僚と、マスクについて話していると、


マスクは効果がない』

『マスクをつけていると免疫力が落ちる

と言っていました。


効果がないのならマスクをつける意味は何?」

「免疫力が落ちるのはなぜだろう?


と疑問に思うのと、検証も含め調べてみることにしました。


今回の記事はそれをまとめたものになります。



※筆者は感染対策については、素人に毛が生えた程度です。

文献を漁り根拠を明確にして発信しています。


あくまでも参考程度にお願いします。






結論① マスク自体には感染予防効果がない

調べてみると、マスク自体には感染予防効果はないそうです。



マスクをしていても、空気感染する。

空気感染とは、

病原体を含む小さな粒子(5ミクロン以下の飛沫核)が拡散され、これ を吸い込むことによる感染経路を指す。飛沫核は空気中に浮遊するため、 この除去には特殊な換気(陰圧室など)とフィルターが必要になる。

厚生労働省 用語の解説
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-15.pdf


ウイルスの大きさを見てみると、マスクの網目よりもかなり小さいです。

マスクの予防効果(コロナ、インフルエンザ)について
https://www.lireclinic.com/column/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%81%AE%E4%BA%88%E9%98%B2%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
より引用


身近なものですと、髪の毛の厚さが100μmなので、
それよりももっと小さいということになります。


表をご覧になるとお分かりかと思いますが、
マスクの網目よりも非常にウイルスが小さいです。


そのためウイルス単体ではマスクの網目を通り過ぎてしまいます。


これが『マスクは効果がない』という根拠ではないでしょうか?

ということは、”空気感染は防げない”の方が適切な気がします。



飛沫感染は防げる可能性


飛沫感染とは、

病原体を含んだ大きな粒子(5ミクロンより大きい飛沫)が飛散し、他 の人の鼻や口の粘膜あるいは結膜に接触することにより発生する。飛沫 は咳・くしゃみ・会話などにより生じ、飛沫は空気中を漂わず、空気中 で短距離(1~2 メートル以内)しか到達しない。

厚生労働省 用語の解説
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-15.pdf

となっています。


飛沫(※)感染は、ウイルス単体だとマスクの網目を通り過ぎでしまいますが、水分やほこりと一緒にくっいていると体積が多くなり網目を通り抜けられません。

※飛沫=5μ以上のこと


そのため装着しているマスクの網目以上の飛沫を通さないことから、
飛沫感染は防げる可能性があるということらしいです。



「富竹」を使用した実験によると、

100ミクロンを超えるような大きな飛沫については、
不織布・布ともにほぼ100%抑えられる

「富岳」を用いたウイルス飛沫対策の研究
https://www.kao.com/jp/healthscience/report/report065/report065_02/

とのことでした。


だからと言って、

飛沫感染を100%防げるかと言ったらそうではないので、過信は禁物です。



結論② マスクをしても免疫は落ちない

マスクをしていても、免疫は落ちません。


現在、流行しているウイルス性のものは、

・インフルエンザ
・アデノウイルス(プール熱)

が爆発的に流行っていますが、これらの感染経路で多いのは飛沫感染です。



理由としては、

コロナ禍が開けてマスクを外したことも大きな要因なのではないかと考えます。


調べてみると、

ほとんどの感染症は飛沫感染、接触感染します。
人流が減り、他人と距離を取り、よく手を洗い、マスクをつけていると伝播しづらいのです。

2020〜2022年には新型コロナ対策のために、これらが広く行われました。しかも緊急事態宣言が出たり、保育所や学校、会社などに新型コロナ感染者が相次ぐと休みになることが多々あったため、他の感染症は例年より少なくなった。

マスク生活で免疫が低下した」は間違い…今、小児科が疲弊するほど子供の感染症が流行している本当の理由
https://president.jp/articles/-/71384

とあります。


様々な憶測が流れてきますが、

自身で調べて裏付けを取ることが大事なのだと思います。


最後に

いかがでしたでしょうか?

今回はマスクについて気になったことを調べてみました。


当初は、マスクの種類や息苦しさなども書く予定でしたが思った以上に長くなってしまったので、次の機会にしたいと思います。


※R5.12.7にマスクの息苦しさ・マスクの種類についての記事を書きました。

よろしければ、見てみてください。



ここまでお読みくださり、ありがとうございました。



参考サイト・文献

マスクの予防効果について


厚生労働省 用語解説

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/pdf/09-15.pdf


「富岳」を用いたウイルス飛沫対策の研究


マスク生活で免疫が低下した」は間違い…今、小児科が疲弊するほど子供の感染症が流行している本当の理由


関連マガジン



ご覧いただきありがとうございます! よろしければ、サポート・投げ銭をしていただけると嬉しいですm(_ _)m いただいたものは、勉強の書籍代や試行錯誤に使う費用や使わせていただきます。