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マスクで息苦しくなる背景を調べてみた。【マスク記事その②】

こんにちは、youmeiです。

今回もマスクの記事になります。


この記事は前回の記事の続きです。



前回の記事同様、著者の感染対策については素人に毛が生えた程度です。

根拠などを提示していますが、あくまでも素人が調べた結果になります。

ご了承ください。




結論:ストレスや主観的なもので息苦しくなる可能性

息苦しさの原因は、ストレスや主観的なもののようです。

標準的な二酸化炭素濃度の室内でマスクを着用した場合のストレス指数は,基準値より高く,高水準の二酸化炭素濃度の場合より高くなるケースが確認され,室内の二酸化炭素濃度が基準値以下でも,マスク内の二酸化炭素濃度は高くなり,ストレスに影響する可能性が示唆された.

マスク着用時の室内の二酸化炭素濃度と室内温度の身体への影響
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21H04327/


酸素濃度が低く二酸化炭素濃度が高い一度吐いた空気を吸うことや,本来なら冷たい空気を吸って温かい空気を吐き調節される体温が,うまく調節できないことで脳内の血管が拡張し,頭痛の原因にもなると考えられる。

マスク着用時の室内の二酸化炭素濃度と室内温度の身体への影響
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21H04327/


マスクをすると吐いた息を吸うことになりますが、

大気中の酸素濃度が約21%であることに対し、吐いた息は15〜17%だそうです。


マスクなしに比べて、二酸化炭素濃度の高い空気を吸うことで、

頭痛など体調不良や身体的負担が懸念されているようです。



日常生活では、マスク使用時の酸素飽和度は低下しない可能性

カナダの実験によると、日常生活では血中酸素飽和度は低下しないとのこと。


しかし、マスク内の湿気や体温により不快感などから息苦しさを感じるとのこと。

たくさんの患者さんとお話しする外来では、私も夕方になってくるとマスク着用がやや息苦しく感じることがあります。マスク内部のモワっとした熱感(温度と湿度の上昇)が、息苦しさと直結しているとする研究はいくつかあります

マスクを着用していると、受験に影響が出るほど酸素飽和度低下や息苦しさが起こるのか? 
科学的考察
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fae0cfa0cdde45d8dab29fbb2ed9fd70bd53e65f


体温やマスク内の湿度の変化などを観察した研究によると、どのマスクを使用しても心拍数や体温の上昇はありませんでしたが、マスク内の湿度が上昇することで息苦しさが出現したとされています

マスクを着用していると、受験に影響が出るほど酸素飽和度低下や息苦しさが起こるのか? 
科学的考察https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fae0cfa0cdde45d8dab29fbb2ed9fd70bd53e65f



データや結論を元に振り返ってみると…

私もマスクをつけ始めた、コロナ禍の初期に息苦しさや不快感を強く感じていました。


動悸や息切れなどもありましたが、マスクを外し深呼吸をすると軽快した気がします。

特に入浴介助などの高温・高湿度の場所でのマスクは辛かった記憶があります。


体温調節が難しくなり、不快感も相当上がります。

特に夏場のマスクしての入浴介助は大変でした。


これに加えて、「コロナにかかるかもしれない」という危機感や、

介護の通常業務に加えた消毒作業などでかなりストレスを抱えていた気がします。


また冬場は施設の温度が高いことも多く、息苦しさが増して外まで息を吸いに行ったこともありました。


こちらの記事にもありますが、主観的なものの方が大きいのかもしれません。


酸素飽和度の低下がないから息苦しくないというのは真ではなく、その人が主観的に感じていることが全てなんだろうと思います。

マスクを着用していると、受験に影響が出るほど酸素飽和度低下や息苦しさが起こるのか? 
科学的考察https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/fae0cfa0cdde45d8dab29fbb2ed9fd70bd53e65f


今思うと、新型コロナのクラスターの高ストレス下で、

身の危険を感じて、マスクの不快感があったら誰でも息苦しさを感じるのかもしれませんね。




マスクの種類についても調べてみた

息苦しさの原因として、

マスク内の二酸素濃度や温度・湿度が原因の可能性があるとお伝えしました。


私はコロナ禍のクラスターで、

”N95”という密閉性の高いマスクを使用して介護業務にあたっていた時期があります。


それはとても息苦しく、

その上にサージカルマスクをつけるのですから、息苦しくて仕方なかったです。


このようにリスクの高い仕事をしていて、待遇が低いのですから他業種に人材が流出しても仕方ないのかもしれませんね。



話をマスク種類の話に戻しますが、

マスクの種類は材質・形状・機能面で見るといろいろあります。


今回は、

・サージカルマスク
・N95マスク
・KN95マスク

についてまとめたいと思います。


N95とKN95の違いは、

N95
米国労働安全衛生研究所のN95規格の認可を受けたマスク

欧米では、マスクというより「呼吸器防護具」としてレスピレーターと呼ばれています。その規格は、フィルターで最も捕集しづらい「0.3μmの粒子」を95%以上捕集できなければ認められない厳しいもの。

医療用マスクのちがい
https://www.medius.co.jp/asourcenavi/mask/

KN95
中国国家安全生産監督管理総局(SAWS)が検査をし、米国におけるN95規格と同様の基準とされるGB2626-2006規格をクリアしたマスクで、そのうちGB19083‐2010の番号があるものが、医療用規格。

医療用マスクのちがい
https://www.medius.co.jp/asourcenavi/mask/

となります。


介護施設でサージカルマスクを使用していたが、
体調を崩しKN95に変えた


最近、5年ぶりに風邪をひき、1ヶ月咳が止まりませんでした。


風邪を引く前は、サージカルマスクを使っていました。

しかし喉のイガイガ感がものすごく、出来うる感染対策をしていましたが風邪をひいてしまいました。


今勤務している施設は、

・利用者さんがノーマスク
・かなりの頻度でむせる人が多い
・便失禁が多い
・換気をしていない
・空気が乾燥している

という状況でした。

これを踏まえて、KN95マスクにしたところ喉のイガイガ感が軽減されました。


このことからマスクは気密性が重要なのだと思いました。



体感ですと、

サージカルマスク→KN95→N95

という感じでN95が一番息がしにくいです。


KN95をつけると、

サージカルマスクに比べて息がしづらい代わりに、

隙間がなく飛沫をより防いでくれるような気がしました。


※マスクは空気感染は防げませんが、
飛沫感染はある程度防ぐことができます。

詳しくは、こちらを参考にしてください。



つぶやきにも書きましたが、

感染性が高い場所に行く頻度が多い場合は、機密性の高いマスクをした方がいいかもしれません。




最後に

いかがでしたでしょうか?

前回に引き続き、マスクについてまとめてみました。


個人的には、マスクは感染リスクを下げるためのツールの1つだと思っています。


複数の感染対策を組み合わせて、感染リスクを下げるというのが正しいのではないでしょうか?


この記事が少しでもお役に立てれば、幸いです。

ここまでお読みくださりありがとうございました。



参考文献・サイト

マスク着用時の室内の二酸化炭素濃度と室内温度の身体への影響


マスクを着用していると、受験に影響が出るほど酸素飽和度低下や息苦しさが起こるのか? 科学的考察


医療用マスクの違い



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