見出し画像

お父さんと親父

「ほら、この革ジャンに
親父のシャツ合ってるやん」

買ったばかりの古着の中に
僕のお気に入りのシャツを着て君は
ご満悦だった

「おい、そのシャツは着るなよ」

「でもこの古着には
お父さんのシャツが似合ってるから」

最近の君は僕を呼ぶとき
お父さんと親父が入り混じってる
まぁそんな年頃なんだろう

「じゃあ僕もそのシャツを着るとき
その革ジャン借りることにするよ」

「えっ〜、まあいいか」

契約が成立した

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?