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シーツの上の宇宙

シーツの織り目に
手のひらが馴染むのは

幾つもの偶然と
様々な必然と
ちょっとした運が
混ざりあったからだけど

大げさに言えば
今触れているのは
宇宙の向こう岸で

弦を一本弾くなら
ありふれたDの音

少しの余韻を残して
消えた音は

もうすぐ
向こう岸に着く頃か

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