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庭に来る野鳥たちのブーイング

以前、猫が咥えてきたメジロの雛の、
巣立ちのお手伝いをしたことがあった。
野鳥保護センターの人に教えてもらいながら、
3時間ごとの餌やり、
野生に帰ってから生活ができるように、
しっかりと筋肉をつけてあげる必要があるとのことで、家中を飛び回り、最後は自分で扉から出て行きました。巣立つ数日前から、3羽ほどのメジロが迎えにきていて、その声につられて巣立って行ったのが、我が家に来てから3ヶ月後。
夏が終わりかけていて、山に帰れないかと心配していたギリギリの時期でした。

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それ以来、すっかり野鳥に魅了され、また春になって戻って来てくれはしないかと、大好きなみかんを用意して待つようになりました。

ここには、スズメや山鳩はもちろん、シジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、ガビチョウが毎日やってきます。たまにキビタキもやってきます。
ひまわりやあわ・ヒエなどの餌を撒いてやると、
毎日来るようになりました。そこで野鳥観察がすっかり趣味になり餌を毎朝置いてやると、
野鳥界にお山レストランが知れ渡り増えてしまったので、今までの餌よりもグッと値段を下げた商品を購入してみました。
国産で入っているものはほとんど内容が変わらないのに、鳥たちが食べない。
ただただ、庭の木に止まり餌が来るのを待っているかのよう。少し餌に近づいても、すぐにまた止まり木に戻ってしまう。
今まで上げていた野鳥用の餌がかなり良質だったのか、群がるように食べていたのに、1/3の値段に落とした途端に、2日間ほとんど食べない。
みかんは、知り合いのみかん農園さんからお裾分けしていただいているので、メジロたちは相変わらず美味しそうに食べていますが、
スズメたちもシジュウカラも、止まり木からピタリと動かないし。翌日になっても餌がほとんど残っている。

すごいですね。動物もちゃんとわかっている。
質がいいのか悪いのか。
ひまわりの種も、口に咥えて落としてみたり選んで食べています。
きっと、この餌には何かあるのでしょう。
動物たちは匂いで寄り分けているのだろうか?
一瞬悩みましたが、今朝元のちょっとお高めの餌を注文しました。

人間も同じ。
「安かろう悪かろう」という言葉があります。
最近は安くても美味しくて、質の良いものもあるかとは思いますが、基本的にオーガニック系は高い。 
自分の体は、食べ物でできている。自分にはそう思って気を配っていましたし、ペットの健康も気を使っていたのに、野鳥さんのことをちょっと軽んじてしまいました。。。
すっかり舌が肥えてしまった我が家にやってくる野鳥さん。来春、元気な雛を産んでほしいので、ケチってはいけませんね…
できれば、我が家の庭に巣を作ってほしいと願う
飼育係です。

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