平凡な会社員が沖縄へ移住|自分らしい豊かな生き方を求めて
なにか新しいことを始めるときに「何をしよう?」と、まず手段を考えて悩む人が多い。
しかし、インドの有名な政治家 マハトマ・ガンジーは、「何のためにやるのか」という目的が大切だという名言を残した。
「働くために生きる」をやめたら、人生が豊かになった
2020年にコロナ禍を迎え、人と会えず、旅に行けない。非常にストレスフルな日々を経験した。その頃から「人生、このままでいいのかな?」と考え始めた。
満員電車に揺られ、何かに追われ続ける毎日を抜け出して、「もっと豊かに、自分のために生きてみよう」と思った。そして、コロナ禍の真っ只中、ほぼ人脈ゼロの30才が沖縄本島へ移住を決意。
今では3年目を迎え、今も移住前と同じ会社員だが、日々の充実度はケタ違いにUpした。
それは移住を機に「働く目的」を見直し、「働くために生きる」をやめたから。
理想の暮らしは、「ほどよく働き、よく遊ぶ」
「沖縄移住」というと裕福な人が別荘を持っている、稼ぎに余裕のある人が楽しむ、そんなイメージがあった。
実際に情報発信している方々は、そのような方が多い。しかし、会社員として転勤や転職で移住する方も多く、それぞれに充実した生活を楽しんでいる。
自分が移住するタイミングで思い描いた理想の暮らしは、「ほどよく働き、たくさん遊ぶ」だった。
当初は心機一転、新たな仕事に挑戦をしようと思った。しかし、結果的には移住前と同じ医療職を選択。
理由は、「挑戦」=理想の生活の実現ではなかったから。
「好き」「挑戦したい」という理由で、海の仕事へ転職を考えた。しかし、待遇や働き方が自分の理想には合わなかった。
であれば、生活を支えるライスワークは安定感を重視し、休日にプライベートを思い切り楽しもうと考えた。
「何のために働くのか」という目的が明確だったので、選択がブレることはなかった。
平日は仕事、休日で自分を豊かにしてあげる
正社員として週5日を働く生活は移住前と変わらない。しかし、自由に休日をとれる環境や、移住前と同程度の待遇が、今を満たしてくれている。
「どんな仕事をするか」だけでなく、「何のために働くか」を考える大切さを感じた。
そして、何より大きいのは休日の充実感。
車で30分〜1時間走れば、気軽に海で遊べる環境がある。シュノーケルやダイビングなど新たな趣味と出会った。また、海へ通ううちに沖縄が抱える観光や環境の問題を知った。
今では地域の方と海やウミガメを守る活動にも参加している。会社以外のコミュニティでは、日々新鮮な刺激を受けている。
また、自然に触れる機会が増え、自分自身の心も豊かになった。
これから目指す理想の暮らし
大好きな仕事は今後も続けたい。「会社員が沖縄移住を楽しめない」ということはなく、会社から受ける恩恵は大切な生活基盤だ。
しかし、今後はもっと旅を楽しめる経済的な自由度を持っていたい。
そのために副業スキルを身につけることが目標で、ライターを目指してPOOLO JOBに参加した。仕事とプライベート、JOB課題という3本柱で必死に駆け抜けた3ヶ月。
そこで感じたことは、会社員だから挑戦できることがあり、この働き方が時代遅れというわけでもないということ。
そして、「旅するために働く」という目的達成のために、自分で稼ぐ働き方も必要だということ。そこには会社員だからこそ、副業として自由なペースで頑張れるメリットもある。
移住前の自分に伝えたい。
どこに住んでも、どんな仕事・働き方を選んでも、「自分次第で人生を豊かにできる」