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分析スキル〜本質的な原因分析スキル〜

「自社の売り上げが上がらない理由は?」と聞かれ答えられない事や「経営不振の理由は?」と聞かれ「売上がのびないから」と、ざくっとした回答しかできない経験ってありませんか?

今日はそういった方向けに、分析スキルに関して記載致します。
これを読んで頂ければ、
・物事の本質的な原因分析ができるようになります。
・実際に自社の伸ばす部分、捨てる部分を可視化できるようになります。
・Unique Selling Pointの見出だし方を正しく学べます。

①ロジックツリーシンキング

課題を要素分解して、
・どこに本質的な問題があるか?
・問題発生している理由は?
・どのような解決策があるか?
を見つける為に、使うものです。

ケース① 売上が上がらない理由と売上向上の為の施策。

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売上を構成する要素を分解すると図のようになります。
それぞれの数を書き出した時、売上が上がらない原因がわかります。
原因が分かると解決策も上やすくなります。解決策の一例を下記に記載します。
(例)原因解決策
・成約単価低い→値引営業での成約単価低い→営業研修の実施。
・既存顧客のアポ数低い→既存顧客への特典キャンペーン実施。
・アポ数が低い→アポ電強化もしくはトークスクリプト強化

という風に、ロジックツリーシンキングで要員分析をする事で、売上が上がらない要員が明確にわかり、解決策も明確に考える事ができます。

②ピラミッドシンキング

思考を伝える時に、内容を下記のように話すとわかりやすいです。

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例えば、
「売上が上がらないという問題の要員はリピートが増えない事で、その原因は顧客満足度が上がらない為です。」
と伝えるとわかりやすいですよね?
注意点として、要員と原因を逆にしない事です。

原因から伝える時は、「から」「だから」を使うと文章成立します。
「顧客満足度が上がらないから、リピートが増えないから、売上が上がらないです。」
としても文章が成立します。

流れとしては、
①ロジックツリーシンキングで課題を細分化して原因を特定
②課題の解決策をアクションプラン化
③ピラミッドシンキングを用いて、相手に伝える
です。

③分析スキルを磨くフレームワーク「戦略キャンパス」

3C分析やSWOT分析での強み、弱みを把握する際のフレームワークです。
ケーススタディとして、カフェを開く際の戦略立案を目的とした戦略キャンパスを下記に記載します。

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競合をスターバックス として戦略キャンパスを描いた際、上記グラフのようになります。
グラフをみると「親密さ」「メニューの豊富さ」が競合との差別化として戦うべきだと戦略を練る事ができます。

「親密さ」「メニューの豊富さ」の2点がUnique Selling Pointになります。
Unique Selling Pointとは、下記図のUSPの場所です。

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戦略キャンパスを描く事により、どこを自社のUSPとして戦うべきかが明確にわかります。

本日の内容は以上になります。
いかがでしたでしょうか?

本日の目的である
・物事の本質的な原因分析ができるようになります。
・実際に自社の伸ばす部分、捨てる部分を可視化できるようになります。
・Unique Selling Pointの見出だし方を正しく学べます。
3点が学べたのではないでしょうか?

是非、今日から使ってみてください。

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