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YouKeyプロジェクト1期生メンバーインタビューvol.2_彩音さん

YouKeyプロジェクト(通称:ユキプロ)に参加する中高生の生の声をお届けする本企画。インタビュアーは中学一年生の関瑞季。今回は,新潟県立六日町高等学校1年の春日 彩音さんにお話を聞きました。

Episode 1.You Keyプロジェクトへ参加

ー参加しようと思った理由は?

担任の先生から進められて、最初はやったことなくて怖かったけど、応募しない方が後悔すると思ったんです。あの時やっておけばよかったという経験が今まで多かったので、このチャンスを逃したくなかった。今まで,やってよかったって思うことは部活の部長になったことで,大変だった時も沢山あったけれど,今になってみれば良い経験でした。やらない後悔よりやって後悔だと思ったので参加する事にしました。

ー初めて参加した時の印象は?
知ってる人が2-3人しかいなくて恥ずかしかったです。けれど,1回喋るとみんな面白くて,これから先が楽しみに変わりました。

ーいろんな人と関わる中で大切にしていることは?
挨拶」です。お願いします、ありがとうございます・こんにちは・おはようございますは必ず言うようにしています。また,「その人がどのような人生を歩んできたのか」ということも丁寧に聞くようにしています。そして,その学びを自分の人生に活かせるように質問するように意識しています。

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(写真:中学校時代,陸上部に所属していた頃の様子)

Episode 2.You Keyプロジェクトの活動内容

ーYouKeyプロジェクトではどんな活動をしていますか?

国際ユニット・支援チームに所属していて,当初は物資の支援をしようと考えていました。しかし,海外経験豊かな様々な方にインタビューを重ねていくうちに(南アメリカ共和国出身の留学生やミャンマーに学校を建設した人,ドバイで働かれていた人 etc.),一方的に支援をするだけでは支援と呼べず,現地に需要がないと,物資を送ったとしても課題解決に繋がらなかったり,継続していかなかったりするという事実に気付きました。その学びを経て,今は南アフリカ共和国の食文化を同年代の中高生に広めることを目標に活動をしています。この活動を通して「南アフリカの料理=日本人の口に合わない」という他国に対する偏ったイメージを,食文化を用いて改善していきたいと考えています!

ー国際ユニットを選んだ理由は?
海外や留学に憧れを持っていたので国際ユニットを選びました。

ー今まで活動してきた中で楽しかったことは?
YouKeyホーム*である兼続庵に行くことが好きです。そこで国際支援に関する映画(「ポバティー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~」)をみんなで観て,衝撃を受けました。また,YouKeyプロジェクトを通じて様々な方から聞くお話は人生の宝物だと思いました!*

*1 You KeyホームとはYou Keyプロジェクトの活動拠点兼「中高生の第3の居場所」です。活動を進めたり,好きな時にフラッと立ち寄れる場所を目指しています。こちらは誰でも訪問可能です。

*2 You Keyプロジェクトでは生徒の興味関心に応じて関連分野の大人や大学生へ自主的にインタビューする機会を多く提供しています。これまでには全体で50名超の方々へインタビューを実施しました。

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(写真:国際大学の木村常務理事に南アフリカ共和国駐在時代の経験をインタビューした際の様子,右端が本人)

Episode 3.You Keyプロジェクトを通じた変化

ーYouKeyプロジェクトを通じた変化は?
ニュースでミャンマーの情勢をみて,今までは他人事だったけど,すぐ反応してしっかり自ら情報を収集するようになりました。そして,英語をもっと頑張って,海外の様々な人と自分の力で関わりたいと思い,勉強の意欲が高まりました。

Episode 4.You Keyプロジェクトを通じて周囲へ

ーYouKeyプロジェクトの活動をして周りにどんな影響をあたえたい?
今回は「食文化」をテーマに偏見をなくすための活動をしています。但し,偏見は自然と抱いてしまうものでもあり,自分の知らない思い込みは国際的なテーマに限らず,私たちの日常にもありふれていると思います。ですので,私たちは国際支援という切り口から,人々に徐々に身の回りの生活も見つめ直してもらえるように活動をしていきます。

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(写真:アラブ首長国連邦・ドバイで働かれていた奥田さんより急速に失われゆく中東の伝統的な食文化の実情を聞いた際の様子,中央が本人)

Episode 5.You Keyプロジェクトの中間発表

ーYou Keyプロジェクトの中間発表(9/25実施)はどんなだった?
発表用資料を作ることが大変だった上に,やることも直前で変わったので切羽詰まっていました。けれど,当日は多くフィールドバックをもらい,物資の支援ではなく,みんなに実情を広めるという活動をやろうと決断できました。

Episode 6.今,大切にしていること

ー活動を通して学校や将来に活かしたいことはありますか?あと、大切にしたいことはありますか?
興味を持ったことはどんどん調べること。あと、今回はYouKeyの機会を設けてもらって、いろんな人と繋がることもできたけど、今後は自分で人脈を作らなきゃいけないので、大学生以降もいろんな人と関わって、人脈を広げながらいろんな事に挑戦していきたいと思います!今、興味があることは高校留学で、留年してでも外国にいきたいと思っています。留学金のこともちゃんと調べて、応募できるやつを応募するつもりです。冬に高校生向けの「トビタテ!留学JAPAN」*の応募があるから、学校の先生にしっかり伝えて応募したいと思っています。アメリカかカナダか、ドイツ語やフランス語を使う国に行きたいです。今、英語以外にドイツ語やフランス語にも興味を持ち始めているけど、語学が目的だけではなく、ちゃんと北欧の文化を学んだり人脈を増やしたいと思ってます。倍率は高いけど、全力で受かりに行きたいと思っています!(あと、最近ユキプロを通してパソコンが欲しくなったので、自分でかえるようにお金を貯め始めました!笑)

*文部科学省が、グローバル人材育成施策の一環として行う留学促進キャンペーン。

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(写真:一緒に活動する国際ユニットの様子,左から2人目が本人)

Episode 7.未来に向けて

ー将来の夢はありますか?
トリリンガルになること。仕事とかは詳しく分からないけど,ユキプロでやっている今の国際支援や偏見をなくす活動などに関わったり、JICAみたいに現場に行って支援してみたり、自分でユキプロみたいにプロジェクトを大人になって立ち上げたいと思っています。

ーこれからの活動予定は?
12月11日(土)に南アフリカ共和国出身で,国際大学に留学しているテベロさんと国際支援ユニットのメンバーで、南アフリカ共和国をテーマにした「現状を伝える会」を開きます。私は南アフリカのスイーツを作って、高校生に食べてもらって、お互いの国のスイーツを楽しんでもらいたいと思っています。それ以外に,他のメンバーは南アフリカ共和国の知られざる実情などを伝えたり、偏見を取り払うような発表やディスッカションをします。

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(写真:南アフリカ共和国出身で市内の国際大学に通うテベロさんへオンラインインタビューをしている様子,中段左側が本人)

ーどんな人にYouKeyプロジェクトに参加してほしい?
好奇心はあるけどやりたいことが見つからない人。ある程度やる気や好奇心がないと進めることが大変な時もあるかも知れないから,やりたいことを深掘りするやる気やパッションのある人に来て欲しいと思います。活動内容は自由だから,ユキプロのことを聞いてワクワクした人は絶対やるべきです!!

ー来年YouKeyプロジェクトに参加する人に一言!
参加するとやりたいことが見つかり、仲間も増えます!今、興味がないことでも興味に変わるかもしれないし、新しい出会いがあるかもしれません!困ったときはかっこよくて可愛くて優しいメンターさんが優しくサポートしてくれるから、安心してください!笑

※本記事に使用されている写真の中に幾つかマスクを着用していないものもありますが,撮影時のみ外しております。それ以外は着用を徹底しております。


編集後記

瑞季の一言!
今回は2回目のインタビューでした!前回よりその場で質問を考えられたので内容が多くなったと思います。高校留学したいということを聞いて、自分じゃ絶対選ばない道だと思ってすごいな、と思いました。絶対、受かってほしいと思います!

インタビュー第3弾は新潟県立小出高等学校3年の野澤 依莉さんにお話をお伺いします。お楽しみに!

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《You Keyプロジェクトとは?》
You Keyプロジェクトは南魚沼市を中心とした中学生・高校生の「やりたい」や「好き」を半年間かけてプロジェクトにして実践する課外活動プログラムです。新潟大学をはじめ多種多様な大学生も関わっています。また,本事業は南魚沼市の(一社)愛・南魚沼みらい塾と(一財)ファーストリテイリング財団が共同で実施しております。いつでも見学受け付けていますので,興味がある中高生,また保護者の皆様はいつでも気軽にご連絡下さい!

Email:youkey.mirai@gmail.com
Facebook:一般社団法人 愛南魚沼みらい塾
Instagram:youkeyproject



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