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生きていくために必要なもの

沈んだ気分のところにさらに衝撃的なストレス要因が加わって、10月前半は精神的によくない日々が続いた。

いまはコロナのこともあって、辛い時に相談できる窓口が増えている。LINE相談をいつくか登録してみたけれど、相談員さんが足りなくてタイミングが合わず、結局利用できなかった。無料の電話相談はいつも話中であきらめた。

それでも、「相談できるところがある」という事実は少しわたしを救った。

どうやらわたしは、いろんなことを思い通りにしたいという気持ちや、理想の自分になりたいという気持ちが強いみたいだ。それで、今まで頑張ってきた。そして頑張ってきたことが、報われなかったり、無駄になりそうな事態が続いている。

いろんなことは、思い通りにはならない。不都合な真実がたくさんある。それをいまひしひしと感じる。わたしは、これまでわりと思い通りに生きてきた。努力すれば、ほしいものが手に入ると信じていた。しあわせなことだったんだろう。だけど、少し変わらなければつらい。世界は思い通りになるわけがない。他人もそう。自分で思い通りにできるのは、自分のことだけだ。どんなにつらくても、報われなくても、生きていかなくてはならない。

「まずは受け入れて今を充実させよう」

「生きているだけで素晴らしいと思おう」

そう言い聞かせている。

だけど、これまでの思考のクセも根強い。そんな低いところで満足してどうする、もっと上を目指せよ、と思う自分もいる。

生きていくために必要なことってなんだろう。

生活するためのお金、食べるもの、住むところ。温かい服。ほっとする時間。笑うこと。話し相手。そんなところで十分だと思うべきなんだろう。

安心するための貯金、もっとおいしい食事、広くて便利な家、みんなが羨むようなファッション、そういうものは、要らないのかもしれない。ほしがれば、キリがない。

人生の後半、体力も落ち、できることができなくなったり、疲れることが増えるだろう。そういうことにいちいち落胆していたら身がもたない。

「失ったものを数えるな、いまあるものを最大限に生かせ」

足るを知る、を意識して生きていけばいいのかな。

とりあえず、今日を、そして明日を生きよう。周りにいてくれる人たちを、大切にしよう。





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