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生理(月経)って?

こんにちは!youkaです!

今日は全女性が何かしらの悩みを抱えているであろう月経についてまとめてみようと思います。

生理痛、生理不順、生理前症候群など…

個人によって様々な症状を経験していることと思います。

女性にしかわからないからこそ、男性にも読んでほしいと思っています。

■そもそも月経とは?
 「約1ヶ月の間隔で起こり、限られた日数で自然に止まる子宮内膜からの周期的出血」 であり、周期的に腟を通って出血し、数日で止まるという現象と定義されています。

■月経周期とは?
毎月起こる月経周期は、主に卵巣から分泌される卵巣ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)、さらに脳の下垂体前葉から分泌される卵巣刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)などのホルモンによって支配されています。
月経周期は①卵胞期、②排卵期、③黄体期、④月経期の4つに分けられています。
①卵胞期(増殖期):下垂体から卵胞刺激ホルモンが分泌されると、卵巣内のいくつかの卵胞が成熟し、成熟した卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌されます。エストロゲンは血液中に入り、子宮では子宮内膜が増殖し、次第に厚みを増していきます。
②排卵期:下垂体からのFSHの作用により発育した成熟卵胞は、同じ下垂体から分泌されるLHの盛んな分泌により腹腔内に排出されます。
③黄体期(分泌期):排卵後の卵胞は黄体とは異なった構造のものになり、この黄体から黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。プロゲステロンは子宮内膜を増殖させ、受精卵が着床しやすい状態を整えます。エストロゲンの分泌は排卵後約2週間で低下していきます。
④月経期:排卵後約2週間でホルモンの分泌が低下すると子宮内膜が剥がれ落ちます。この時に血管の断裂による出血が生じ、これが月経血として排出されます。同時にプロゲステロン、エストロゲンが低下し始めると再び卵胞刺激ホルモンの分泌が始まります。

○体温の変化
 女性は外部からの刺激に関係なく、一定の体温変化を繰り返しています。基礎体温を測ると周期性に応じて、低温相高温相が約2週間ずつ交互にあります。1回の月経周期で左右どちらかの卵巣で排卵が起こり、これは低温相から高温相に移る間に起こります。
体温測定は、できるだけ毎朝決まった時間に起床し、起き上がらずにそのまま布団の中で測るのが良いとされています。
基礎体温の低温相と高温相の差は0.3℃前後しかないとされており、生活リズムの変化やストレスなどでも容易に変動しやすいとされています。そのためきれいな2相になることはほとんどなく、低温期か高温期かを判断するには最低3ヶ月は観察する必要があります。

※基礎体温を測る目的
①排卵の有無と、その時期を判断する。
②基礎体温のパターンを知る。
③妊娠、流産の有無がわかる。

正常:月経から排卵までは低温相、排卵より月経までが高温相で2相性が確認できます。低温相から高温相に移る数日間に排卵が起こります。
黄体機能不全:2相性を示すが、低温相が長く、高温相が短いものを言います。
妊娠:高温相が3週間以上続くときは妊娠の可能性があります。
流産:高温相が2週間以上続いた後に、出血したり体温が下がってきたら流産の可能性があります。
無排卵性月経:低温相のみを示し、高温相がない場合は排卵がありません。

○月経周期ごとによる定義
※正常範囲:25~38日の間にあり、その変動が6日以内であること。
・頻発月経:月経周期が短縮し、24日以内に起きた月経
・稀発月経:月経周期が延長し、39日以上で起きた月経
・不整周期:上記の正常周期に当てはまらない月経

○月経持続日数、量による定義
※正常範囲:3~7日
・過短月経:出血日数が2日以内のもの
・過長月経:出血日数が8日以上のもの
・過多月経:出血量が異常に多いもの
・過少月経:出血量が異常に少ないもの

■月経随伴症状
➡月経周期に伴って起こる身体の様々な症状の事を言います。

○月経前症状
・月経前症候群(PMS)
:月経開始の3~10日ほど前から始まる精神的、身体的症状で月経開始ともに軽減あるいは消失するもの

○月経時症状
・月経困難症:月経期間中に、月経に随伴して起こる病的症状
・月経痛症:月経中またはその直前から起こる下腹部痛、腰痛などの疼痛を主体とする身体症状

周経期症候群(PEMS):月経前期から月経期にかけて起こり、月経中に最も強くなる精神的、社会的症状

精神症状:不安、イライラ、情緒不安定、憂鬱、怒りっぽい、悲しみやすい、神経質、過敏など
身体症状:頭痛、胸の張り・痛み、手足のむくみ、疲労感、下腹部痛、太りやすい、ほてり、下痢・便秘、めまい、動悸など
行動症状:食欲が増す、一定の食べ物に執着する、アルコール量が増える、やる気が下がる、引きこもりがちになる、睡眠の変化、性欲の変化、判断力の低下、集中力の低下など

■対処法
健康の3大要素として「運動」「栄養」「休養」があります。

基本的にはこの考え方と同様です。

過度なダイエットをしていたり、不規則な生活をしていると正常な月経周期を保ちにくくなります。高校生や大学生で、まだ若いから大丈夫などと甘く見ていると、いざ子供が欲しいとなった時に願い通りにいかない可能性もあります。女性アスリートで若い頃から体脂肪を15%以下にして生理が来なくなったりしている人も、将来骨粗鬆症のリスクが上がったりと要注意です。

自分の身体としっかり向き合うことが大切です。生理の来た日、終わった日をノートに記録するだけでもいいと思います。いつもと何かが違うと気づくことが何より大切なのだと思います。

そしてこのように様々な症状に毎月向き合っている女性に対して、「俺に当たるなよ」、「機嫌悪いのなおせよ」、「そんなに痛いの」、などという安易な発言をしてしまわないように、男性陣も知っておくことはとても大切だと思います。

一人の身体で起きている症状ですが、一人の問題ではなく、周りのみんなでサポートできる環境になればいいなと思います。

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