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夏の思い出 その1


前回のお話です。

夏の思い出の一つは、息子たちをスイミングへ通わせたこと。
息子たちが年長の夏ごろ、スイミングに通うことにした。
もう少し早く始めてもよかったのだが、長男が年少の4歳になる少し前に入院したので、様子を見てたから。
川崎病かもしれないということで入院することになった。
早期発見だったから、瘤が出来る前に点滴をして、ブロックしたから大事に至らなかった。
それでも、退院してから、毎年1回心臓のエコーを取るために病院へ行かなければならないし、学校でもらう健康調査では、毎年心電図を受けることになる。
いちよう、川崎病罹患者になっている。
中学生の頃にやっと、それまで毎年だった検査が2年に1回になった。
コロナウィルスが流行して、病院の予約がのびのびになっていたけど、今年の9月に予約を取った。
たぶん、何もなければこれが最後になるかも知れない。
心臓エコーをしても悪いところはどこにもない。でも、川崎病が、なんの原因で罹患するのか原因が、ちゃんと解明されてないから、完治って言いにくいと担当の先生が言っていた。
でも、10年以上たっているから、もうそろそろいいだろうって、前回、病院に行った時に言われた。

5歳になって、病院の先生に「スイミングを始めようと思うのですが大丈夫ですか?」と聞いた。
先生は「全然、大丈夫」と太鼓判を押してくれた。
退院してから「運動制限なし」だったっから、問題はないのだろう。でも、スクールには、先生からの一言を提出しないといけない。
これから、スポーツを始めるたびに書類が必要になるんだろうなあと思った。そういえば、母子手帳に難病指定に「川崎病」があった。
そのことで、担当の先生に聞いたことがある。
川崎病で難病指定にされてますけど、給付金とか出るのですか?
答えは、川崎病で給付金に出る場合は、運動制限があったり、薬を一生飲み続けないといけないとかそんな場合で、うちは、運動制限もないし、服薬もしていない。
だから該当しないらしい。

スイミングの話に戻る。
そこのスクールは同じ保育園の子どもも何人か行っているみたいで会えるといいなと思った。
だから、そこのスクールを選んだのだが・・・
でも、体験にいった時間は、誰にも合わなかった。
だから、間違えて準備体操の時に幼児ではなく小学生のところへ行ってしまって・・・
結構、グズグズしていた生徒もいたらしく、他の子を叱っている場面に合って、怖い思いをしたらしく、次男は大泣きでやってきた。

これからプールに入るのに、プールに入る前から大泣きだった。
一番下のクラスだったので、水泳というより水遊び。
そこは、幼児しかいないので、コーチも穏やかだった。
子供用のプールに台を引いて、水深が浅くしてあった。膝から太ももくらいまで深さだった。そこで、石拾いをしたりしていた。
長男や他の子たちは、楽しそうだったけど、次男の気持ちは晴れず、プールに入ろうとせず、プールサイドで俯いていた。
スイミング通うのは無理かなと思った。
でも、転機は、帰りに起こった。同じ保育園の友だちに会って、次からは、時間をあわして同じ時間にいくことを約束した。
さっきまで、泣いていたことを忘れて・・・楽しそうだった。
その子は、少し先に入会していたので、結局同じクラスになることはなかったが、それでも、体操の時間だったり、着替えの時間が一緒だったりで、2人は楽しく行っていたと思う。
その後、2人は小学校6年生くらいまで通った。

水泳ができたら、肺が強くなるから、他のスポーツをする時にスタミナがついていていいよって、ママ友がいっていた。
だからスイミングを習っておけば、違うスポーツをしたいって言っても役に立つことあるかもと思った。
実際、小学校のプールの授業は、泳げる子だけのグループで、結構自由だったから、楽しかったみたい。
学校の先生が、水泳について教えてことはなかったし、それよりも泳げない子たちを見るほうが大事だと思う。

他の授業とかは、ついていくのにやっとだけれど、水泳はスイミングを習っていたおかげで、デキるところにいる。
デキるって、やっぱり自信になるし自己肯定感つく。

そう思うと、時間がかかってできたこともを褒めることが大切なんだと思う。
それでも、スイミングで見学していて、他の子と比べて出来ていなくて、叱ったことあったなぁと思った。
今でも、プールに入ったら、それなりの泳ぎは出来ると思う。
だったら、スイミングにいっている時、もう少し褒めてもよかったかもしれない。

褒めすぎて天狗になるからっていう人もいるけど、世の中そんなに甘くないので、鼻をへし折られることは、何度でも訪れる。
だから、褒めても大丈夫。
そう思っているけど、褒めるのがうまくない。
たぶん、褒められて育ってないから。

でも、そうしなかったことを後悔してるなら、やっぱり少しずつ変えていこうと思う。

茨城にいる息子の様子をOくんから連絡がきた。
「バイト代が出たのが、嬉しくて、散財している。早くも金欠」らしい。
なんでも、コンビニのメロンソフトがお気に入りらしく、毎日食べている。
それで、金欠状態らしい。

「散財の理由が、コンビニアイスって、ある意味かわいい」
ダンナが笑って、そう言った。

ふと立ち読みした本に書いてあった。
大学生の頃、仕送りしてもらったお金を数日で使ってしまって、次の仕送りまで、大変な思いをして過ごしたと書いてあった。

Oくんの家にいるから飢えることはないけれど、お金の使い方は、もう少し学んだほうがいいかも知れない。

まあ、全部自分の稼ぎで賄うなら、何も言わないけどね。










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