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目標設定に少しだけスパイスを

2024年の春、入社式や入学式、異動など、新たな環境(人や配置、役割など)が少しずつ見えてきていることでしょう。自分の役割や一緒に過ごす相手の個性も明らかになってきたことでしょう。

新しい年度が始まり、目標を考える必要も出てくるかもしれませんが、引き継ぎや新しい環境に慣れることが先になってしまって、目標設定に取り組む余裕がないかもしれません。私自身、4月3日から新しい環境に身を置いていますが、最初は目標を考える余裕がありませんでした。

少し慣れてきた今、改めて目標設定に取り組んでみませんか?

目標設定は技術です。

ちょっとした楽しみややる気の保持方法をご紹介します。これは自分だけでなく、部下や同僚、チームメンバー、子供たちにも使える方法です。

◎目標設定は技術

次の4つのステップで取り組んでみましょう。

  1. 自分でやれることを選択する

  2. 今日できることを具体的に決める

  3. その決めたことに集中する

  4. 振り返る

この振り返りは次の行動への指針になります。できなかったことではなく、できたことに目を向けましょう。進捗は違っても、何か1つでも前に進んだ実感が得られます。また、取り組んでいると課題やクリアすべきことが見えてきます。

それが次の行動につながっていきます。

◎ムズムズ感

スーパーやコンビニに行って、ガムや雑誌、お菓子などを買ってしまうことはありませんか?それは手軽に手に取れるし、欲しいと思う気持ちを刺激しているからです。

このムズムズ感は、目的がはっきりしているからです。
目標を達成するためには、このムズムズ感を活用しましょう。

このムズムズ感ポイントは、目的に対して、「なぜ」が明確だからです。
いろんなところでよくたとえ話に上がる、ドリルと穴のお話から考えます。

ドリルを買いに来た人の目的にどのようにアプローチするのかの違いです。

・「目的」にフォーカス
ドリル購入の「目的」は? → 穴をあけたい → 穴をあける「目的」は? → 帽子を掛けるハンガーを壁に取り付けたい → キリで対応可能 → キリのご購入 満足

・「理由(真の動機)」にフォーカス
ドリル購入の「目的」は? → 穴をあけたい → 穴をあける「目的」は? → 帽子を掛けるハンガーを壁に取り付けたい → その「理由」は? → 大好きな帽子に囲まれたい → ピンフックなら可能 → 欲しい! 使いたい! 大満足!!

この場合は、「大好きな帽子に囲まれたい」が”真の動機”です。
目標設定の際、この”真の動機”にアプローチしてムズムズ感を引き出すことで、目標達成のために勝手に行動を起こす心理状態を活用できます。

◎同じ立場のものとして扱う

立場が対等でない場合でも、経験や知識がある人にとっての目標は小さく見えることがあります。しかし、それぞれが異なる動機や利益を持っていることもあるので、真剣に向き合って考える必要があります。
立場が対等でないときに、経験や知識を活かしてアドバイスをする、してもらうと、それぞれの立場で考える、捉えるため、その目標への認識が大きな違いを生むことに繋がるかもしれません。
同じ立場で考え、お互いに協力しましょう。

目標設定の方法はさまざまありますが、自分の感情やムズムズ感を取り入れてみるのも良いですね。

参考になる具体的な目標設定について、過去の記事でも書いていますので、ご参照ください。また、質問集や書式もありますので、どう取り組んだらいいかわからないかたもお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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