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はじめて登山に行ってみた

週末、はじめての本格的な登山に行ってきました。

うっすら筋肉痛が残る今しか書けないnoteだと思い、いきおいに任せて書いていきます。

はじめての登山、どうだった?

のぼった山は平標山(たいらっぴょうやま)。
群馬県 湯沢温泉駅からバスで30分ほどのところに登山口があります。

日帰りで、9:00-16:00と約7時間(うち休憩が1.5時間)のハイクでした。

ほぼ予備知識なしで、メンバーおまかせで行ってきました(メンバーにはほんとうに感謝🙏)

↓そのときの登山記録(YAMAPアプリは後述)

はじめての登山、いろいろ感じたことを綴っていきます。


まずは、すごく疲れる!

今回登った山は標高2000mほど。低すぎず高すぎずなミドルクラスの山らしいですが、ものすごく疲れました。

そもそも自分の山登り経験が、みんなの高尾山(世界一登山客が多い山としてギネス認定されている)に登って「やったー!」と言っていたくらいなので、約1日かけての山登りは初めて。

登山道はある程度 舗装されていましたが、永遠と続く階段や、ごつごつとした岩場、滑りやすく足場のよくない急斜面、とアスファルト舗装に慣れた民としては、常に気を使いながら歩く必要がありました。

最初こそ談笑しながら歩いてましたが、1時間も経つと足元に全集中しはじめ、だんだんと言葉数も減り、さいごはほぼ「無」で歩いていました。

こんな稜線を歩き続けました、不思議な感覚でした


上りは気合、下りは技術

当たり前ですが、山は上って下ります。
この上りと下り、同じようでいて気をつけることが全く違うことが、意外と新鮮でした。

上りは、ほんとうに足腰にムチを打って、一歩一歩進んでいく体力勝負な感覚。息が切れて、ツラいな帰りたいな…と思いながらも、永遠に続くんじゃないかと思う坂道・階段を登り続けていくのは、自分との勝負というか気合だなと感じました。

一方下りは対照的。体力的なしんどさは減りますが、気をつけないと怪我につながるので慎重に歩く必要がありました。登りで足がプルプルになっているなか、悪い足場をどの順番で踏み進めるか、前のめり過ぎてコケてしまわないか、よろめいて崖を急転直下しないか、とヒヤヒヤ。これは技術だわと思いながらも、理屈で考える気力も残っていないので、足元に全集中して1つずつ足場をひたすらクリアしていく感じは、さながらELDEN RINGでした。

ある高さに来ると、高い木はなく視界が開けます
(森林限界というらしい)


YAMAPアプリは神

登山していると、登り慣れたメンバーはちょくちょくスマホを見て、何かをチェックしていました。電波もほぼ繋がらないのに何をしているのか聞くと、「YAMAP」というアプリをチェックしているとのこと。このYAMAPアプリが凄すぎて、しかも無料とのことで震えました…

自分が知った範囲で書き出しただけでも、これだけのメリット。有料プランにするとさらに使いこなせるらしい。登山行く人は、絶対インストールの神アプリ。

  • 登山前

    • 「登山計画」というルートづくりが事前にでき、メンバーにも共有可

    • ほかの人の登山結果を見れ、登山の雰囲気や難度がわかる

  • 登山中

    • 電波がない中でも、GPS機能で自分がいまどこにいるかMAPで分かる

    • MAPには等高線が表示され、どこがどれくらい険しそうか予測できる

    • どこを何時何分に通過したか自動トラッキングしてくれる

  • 登山後

    • どのくらいの距離を何時間歩いたか、可視化された結果を残してくれる

    • 撮った写真も、どの地点で撮ったか地図にマッピングしてくれる

    • 日記も書け、他の人にこんな山登ったよとシェアできる


YAMAPでの登山結果の画面
登ったログが可視化されるのは、シンプルに楽しいですね!


登ったあとのご褒美タイムも至福…

7時間かけて登って、くたくたになったあと、みんなで温泉に行きました。本当に動けないくらい疲れたあとの温泉は、汗や疲れをゆっくりと取り除いてくれ、普段の温泉とはぜんぜん別次元の体験でした。

温泉に入った後、エントランスで扇風機に当たっていると、ホワホワしすぎておもわず40分くらい意識が飛びましたが、そのときの感覚は、まさに「ととのった〜」という感覚。

昨今サウナブームで、サウナ→水風呂→外気浴のコンボが流行っていますが、これからは登山→温泉→扇風機が来るのでは?というくらいの気持ちよさでした。

また、温泉後の食事も「空腹は最高のスパイス」とはこのことか、というくらい美味しかったです。そのときは、ラーメン&餃子を食べましたが、餃子は飲み物でした👍

今回お世話になった温泉
銭湯価格で温泉に入れ、さすが湯沢温泉


行く前に知ってよかった 3つのこと

はじめての登山にあたり、最初はなんとかなるかな、と謎の自信を持っていました。。ただ、登山に詳しいメンバーに聞けば聞くほど、無防備に行ってしまうと大変なことになりそう(&メンバーにも迷惑をかけてしまう)と感じ、いろいろヒアリングをしてから登山に臨みました。

ここからは、行く前に知れてよかった学びを列挙します。これから登山したいなという方のお役に立てますと幸いです(あくまで個人の感想なので、場所や季節に応じて、さらに調べて行かれることをオススメします)


①登山靴は買っておいたほうがいい

上記くらいの登山の場合、登山靴で行ったほうが絶対によかったです。登山中は岩場で滑ったり足をくじくリスクがあり、登山靴でないと危ないなと肌で感じました。実際あんなに歩いたのに、翌日足の痛みや腫れは全くなかったです。

わたしは以下をモンベル店舗で購入しました。20,000円ほどとお高いですが、登っているときも登った翌日も、まったく足は痛くなく、靴の大切さをあらためて実感しました。
店舗だと、とても丁寧に相談に乗ってくれ足のサイズも図ってくれるので、最初は店舗で買うのがおすすめです。


②YAMAPアプリは事前インストールすべし

上記で説明したので割愛しますが、ほんとうにMUSTでした。
自分がいまどこにいるのか、あとどのくらい歩くのか、といった ともすれば生死に直結するリスクを回避してくれますし、何よりログが残るとあとで振り返るのが楽しいです。


③ 持っていってよかったものリスト

事前に詳しいメンバーに聞いて、最低限必要そうなものをリストにしました。あくまで最低限ですので、ケースに応じて調べて、プラスで持っていくことをおすすめします。

  1. ザック

    • 今回は仕事のリュック(MAMMUT)で大丈夫だった

    • ちゃんとしたものを買ったほうがよいかも?

  2. レインウェア

    • 山の天気は変わりやすく必須とのこと

    • ワークマンがコスパよくておすすめ

  3. 羽織る上着

    • 下界は暑くても頂上は寒い

  4. 帽子

    • 日除け・日焼け止め用

  5. 日焼け止め

    • 頂上付近は日差しが強かったです

  6. 朝食

    • 登る前に食べる、エネルギー不足にならないため

  7. 昼食(パンなど)

    • 山頂で食べる用(今回は、疲れすぎて食欲なかった)

    • カップ麺を食べている人がいた、良さそう

  8. 行動食

    • カロリーメイトやプロテインバー

    • アルフォートもおすすめ(ただし、夏はチョコが溶ける)

  9. 水(1.5-2リットル ※日帰りの場合)

    • いちばん重たいが大事

    • 山小屋によっては水場あり、現地調達も可

  10. タオル

    • 汗がすごく出るので必須

  11. 着替え

    • 温泉入ったあと、気分よく帰るためにもあったほうがよい


高山植物もきれいでした


さいごに ~ 結局、山はよかった? ~

いかがでしたでしょうか?

ここまで書いておいて、登山自体の良さが1つも書かれていないじゃないか!結局しんどいだけでは?とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

わたし自身が登山の魅力を言葉にできるほどまだ登っていないこともありますが、このnoteのなかに載せている写真だけでも、十分に伝わるのではないかと思い、書きませんでした。

少なくとも実際の景色は、これら写真では到底伝えきれないほど、素晴らしく雄大なものでした。

少しでも「登山」に興味を持たれた方は、これからの秋のシーズン 少し踏み出してチャレンジしてみると、これまで体感したことのない景色に出会えるかも。

山、よかったです!!


I'll be back !


※ 本note内の一部写真(文中 2,5,6枚目)は、佐賀野 宇宙さんの撮影した写真を、許可のうえ使用させて頂いていますm(_ _)m


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