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私だってプレティーンだった【30-DAY SONG CHALLENGE⑫プレティーンの頃の曲】

こんにちは。演劇ソムリエのいとうゆうかです。今日は音楽の話。
パートナー(HN:式部)と30-DAY SONG CHALLENGEを始めた記録です。
30-DAY SONG CHALLENGEの簡単な説明は以前のnoteに書いてるので、知らない人は読んでみてくださいね。

今日は12日目。今日のお題はこちら。

Day12 プレティーンの頃の曲

プレティーンっていう言い方、あまり日本では聞かない独特の呼称ですね。すなわち9~12歳頃のことだそうですが、私は一番生意気だった時期だなあと自分を振り返って思います。そんなときに聴いていた曲、いっぱいありますが、今日選んだのはこれ。


私:again/YUI

2009年、私が11歳の頃の曲です。
この頃、YUIの風貌や曲に憧れてよく聴いていたのを覚えています。YUIと私は9歳差なので(敬称略で申し訳ない)、かっこいいお姉さんという感じ。ピアノの楽譜を買って弾いていました。3か月前からうちにマイクロピアノが来たので、また楽譜を引っ張り出して弾きたいな。

私のバイブル的アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のオープニングテーマでもあり、若年層からの支持は厚かったと思います。そして私もそのうち一人でした。

ハガレンの内容にもリンクするし、当時反抗期を迎えようとする私にとって、反骨精神たっぷりのこの曲はすごく鼓舞されるものでした。

叶えるために 生きてるんだって
忘れちゃいそうな 夜の真ん中
無難になんて やってられないから
…帰る場所もないの
この想いを消してしまうには
まだ人生長いでしょ?(I'm on the way)
懐かしくなる こんな痛みも歓迎じゃん

この時から11年経って(書きながら嘘でしょ?と思っている)、純粋にこう思えるかというとちょっと自信がない。

叶えるために生きてるのか?無難になってないか?
まだ人生長いって言うには大人になりすぎてないか?

と今聴いて再度自問自答しています。



式部:猫がニャ~て、犬がワンッ!/neco眠る

これも2009年の曲。式部さんはプレティーンの時にこの曲と出会ったわけじゃないらしいけど、プレティーンを過ぎてから、その頃こんな曲があったんだーと知るのも面白い。世の中にはたくさん通り過ぎてきた作品がある、といつも思います。音楽は後でもアクセスできることが多いけれど、演劇はなかなかそうはいかないのが切ないところ。それが醍醐味でもあるのですが。

かわいい曲調と歌詞が楽しい曲。でもよく聞くと深いこと言ってる。

1番と2番のサビ前の歌詞を比較してみると…

【1番】
猫がニャ~て鳴くように
犬がワンッて吠えるように
わたしはわたしの鳴き声を持って
会いに行こう

【2番】
海がざっぶ~んて鳴くように
雷がゴロゴロ吠えるように
あなたはあなたの泣き声を持って
会いに行けば

楽観的な曲調だけど、ただ何も考えてない訳ではなくて、自分のアイデンティティを強く持っている感じがします。

金子みすゞさんの『私と小鳥と鈴と』の「みんなちがって、みんないい」という言葉を想起しました。

こういう言葉って、大人になればなるほど響かなくなってしまう。現実に直面して、感覚が擦れてしまうから。

時々こういう音楽や詩などの作品に触れて、自分が自分であることを肯定する気持ちを保ちたいな。誰も肯定してくれなくても、自分だけは自分のことを守れるように。




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