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キャラメルボックス『ヒトミ』(1995)を観た高1の私

私は高校生になってスマホを手にしてLINEを使い始めてから、タイムラインに観たもののレビューを逐一投稿してました。

消してしまったものもあるけど、残ってるものを読むとその時の気持ちがよみがえってきたり、すっかり忘れていた作品でも内容を少し思い出したりしてなかなか面白いです。

今もやってることがほとんど変わってないことに笑ってしまいながら、今日改めて観たキャラメルボックス『ヒトミ』のレビューを掘り起こしてみました。

自分で読むの本当に恥ずかしすぎたけど、まだ純な高1の感性ってこういう感じだったよな、という懐かしさだけで出します。これに関しては何言われてもいいです。

2014年3月22日投稿って書いてて時の流れの速さに戦慄しました。

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あらすじ(公式より引用)
ピアノ教師のヒトミは、交通事故で首の骨を折り、全身が麻痺してしまう。自暴自棄になったヒトミは、恋人・小沢に一方的に別れを告げる。半年後、入院先の大学病院の研究チームが開発した装置・ハーネスのモニターに選ばれる。ハーネスをつければ、もう一度、体が動かせるようになるのだ。必死のリハビリで、歩くことはもちろん、字も書けるようになるヒトミ。しかし、なぜかピアノには触ろうともしない。そんなある日、ハーネス欠陥が発見されて……


これは間違いなく泣けます。
キャラメルボックスの作品を観るのは初めてだったのですが、こんないい作品があるなんて…!もっと早く出会いたかった!!
私が観たのは1995年の初演ですが、2014年ver.は明日までサンシャイン劇場でやってるみたいです!生でも観てみたいなあ…。

体が動くことって、私たちにとっては当たり前のことのように思えますよね。でも、それが急に出来なくなったら…?当たり前の幸せって、失わないと気づかないものなのかもしれませんね。

劇団時代の上川さん(小沢さん役)、台詞回しとかも若さに溢れてました。今ももちろん若々しいですけど、約20年前ですから…!
今やドラマに引っ張りだこの上川さんですが、舞台に立つ上川さんはさらに魅力的です…
他の役者さんたちも劇団ならではという感じのエネルギッシュな演技で観客を魅了していました!ギャグパートとシリアスパートの触れ幅の大きさも素晴らしかったです。
小沢さんのヒトミを想う気持ちには胸を打たれます。「俺の手は冷たいか」っていう台詞のところは…ときめき必至です。ほんとに。
★★★★★

いつかこんな作品をつくりたいです。
キャラメルボックスの他の作品も近々観る予定…!!

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最後の文章に胸を抉られました。

大会でキャラメルボックスみたいな作品を作りたいなって思っていたんだよなあ…とちょっと切なくなってしまいました。

高校生には戻れないけど、大人になったって、何歳になったって、やりたいことはやらなきゃね。その形は変わったとしても。自分のわがままを叶えるためにしか生きられないと思います、私は。


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