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無能は無能に気付かない〜知らなきゃやばい思い込みの科学〜

大して実力も無いのにめっちゃ偉そうな人っていますよね。今日はそういうやっかいな人の心理学を紹介します。

"無能は自分が無能だと知らない"

このような心理現象を、ダニング・クルーガー効果と呼びます。これはコーネル大学のダニング教授とクルーガー教授が行った実験がもとに名付けられたものです。(そのまんま笑)

実験の手順としては、

1 参加者にテストを受けてもらう。(英文法、ユーモアセンス、論理的推論力など)

2 テストを終えた後、自分はクラスの中で何番目の成績か予想してもらう

3 実際の評価と自己評価を比べてみる

っていう感じです。で、結果は皆さんの予想通りになり、

実際のテストの点数が悪い人ほど、自分は優秀な成績を取っていると勘違いしていたのです。(しかし、実際の点数がいい人の自己評価は低かった)

なんとも恐ろしい実験ですね。

この研究から得られる教訓としては、

・無駄に威張ってるやつがいたら、「あいつ、ダニングクルってるな」と哀れな視線を送りイライラをおさえる

・自分も自分の無能に気付かないことを肝に銘じ謙虚な態度を取るよう心がける

の2点でしょうか笑

こういうバイアスは他人よりもまず自分のことを心配した方がいいでしょうねー。


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