【コラム】マッチングアプリは社会の縮図。
四連休が終わりましたね。結局、人の動きはどうだったのか？→マッチングアプリを使えば手に取るようにわかります、って話。
■マッチングアプリ（正式英語：dating apps）
以前から言ってるけど、日本人も老若男女もっとマッチングアプリをやったらいいと思う。日本では「出会い系サイト」というガラパゴスな名前を拝命したのがもう20年も前・・・いくつか事件があって”アブナイ存在”という偏見を生んでしまったけど、コロナ禍の今こそ『最高の暇つぶし』として活用したらいいと思う。
■マッチングアプリは最高の市場調査
まず「マッチングアプリ＝出逢わないといけない」というまた強烈な偏見も今すぐ捨ててほしい。別に会わなくてもいい。『暇つぶし』でいいのだ。相手もそう思ってるはず。もちろんアプリにもよっては本気の婚活アプリ（有料）もあるので注意。既婚者がライトにやってもいいのだ。嘘さえつかずに人を傷つけさえしなければなんでもオッケー。というのが持論。
アプリを開くと『今のご時世』が見えてくる。
例えば京都は観光客が多いのでアプリを開けば「どんな国や地域から」「どんな年齢」「どんな人種」「何日くらい滞在」などなんでも手に取るようにわかる。気になることがあれば、ちょっとやりとりして聞けばいい。国籍関係ない。そういう意味で英語喋れてよかった(笑)
例えば「イスラエル人はこういう時期に休暇をとって旅行するのね」とか「最近、中国でも特に●●（都市）の人がハブりいいなあ」とか。泊まってるホテルとか聞いたら、だいたいお金まわりがわかる(笑)
もっといえば、「最近、カンボジア人の技能実習生増えたなあ（日本在住）」とかもわかる(笑)『どんな仕事してるの？』と聞けばまた業種業界までわかる。厚生労働省に統計を出させなくて済む。
●地域 ●季節性 ●お金回り ●職業 など、世の中が手に取るようにわかる。アプリひとつで。しかもそれが結構”なまなましくて”楽しい。
ちなみに今回の4連休では、僕の感覚値ですが、普段の京都ローカルが１０だとしたら、全体として２５くらいまで人が膨れ上がってた。特に東京・関東からの人が多かったですね。疎開してきはったんかな？
■他の街にいっても市場調査は続く
例えば旅先でアプリを開いたらローカルの声が聞こえてくる。これまた恋愛だけじゃなく、職業・年齢・思想まで見えてくる。「あー、この町はこういう業種の方が多いのね」とか「やっぱ田舎のコンサバで悩んでる人多いなあ」とか。でもそこには一つ一つ人生があって、やりとりしているといろんなものが見えてきて楽しい。
■ユーは何しに日本へ？
インバウンドが消滅したこともアプリを開いたら一目瞭然ですが、それでも日本に住み続けている人々もいるわけで、それが大学生だったり就業していたり様々。（不幸にも日本には同性婚がないので『パートナーと日本で暮らしている』という同性婚ビザのパターンの人はない、男女間ならあるでしょうね結婚滞在パターンの外国人）
■日本人の思想もみえてくる
最近の個人的な傾向として『over40』の方々からの食いつきと、逆に『under25』の若者からのお問い合わせがなぜか多い。（※年齢軸）
●under25に関する考察
「なぜこの世代が僕に興味を持つか？」と考えたときに、「あー！そうか。『なりたい職業：YouTuber』みたいな世代が続々と社会に出てきて会社員になってくすぶってる中に、僕みたいな”YouTuber感ある生き様”が共感を生みやすいのかな？」とか妄想を拡げてみたりする。「一度、お話聞かせてください！」みたいなことを若い子からされることが増えた(笑)若い思想に触れられるのも楽しい。
●30代に関する考察
30歳前後はモテ期なので自分からアクションしなくても引く手あまたの売り手市場なのはいつの時代も変わらない。
そっからの30代は案外”保守保身の世代”だなと感じている。30歳を超えて無駄に自分の人生を悟って”安定”に走っている感じ。社会や組織の中での「自分のポジション」もいいも悪いも見えてくる時期なんでしょうね。
30代にもなると対人経験だけはあるので「楽しそうに生きてていいですね」とかお世辞のように言われるから『それなら楽しく自分のやりたいことやったらいいじゃないですか？』と言うと「いや、自分なんて英語も喋れないし●●(今の仕事)しかできないし・・」とか言う人が多いんで『ああ、じゃあ一生そのままでしょうね』とイケズを飛ばす僕(笑)ということで最近は同年代の”ご新規さん”が少ない。
●over40に関する考察
40歳超えると恋愛沙汰だけじゃなく、僕を「投資したい人材」かどうかとみてくれるのが楽しい(笑)『いいね、やるとこまでやっちゃえー！』とか言ってくれる素敵なオジサマが世の中意外と多いことが最近の発見。
※個人の感想です。
こうして『自分の市場価値はどこにあるのか？』ということも含めて市場調査にマッチングアプリを使うことを僕は強くお勧めしたい。デートは気が向いたらすればよし！
以上、マッチング白書2020夏でした。
クスっと笑えたら100円！(笑)そんなおみくじみたいな言霊を発信していけたらと思っています。サポートいつでもお待ちしております。