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「エイプリルフール」つまりは日常。

さて、明日は4月1日。エイプリルフールです。

「毎年4月1日は嘘をついてもいい」という風習を指すそうですが、その言葉を掲げて嘘をついて良いのは、それ以外の364日間を一度も嘘をつかずに過ごしてきた人のみだと思います。しかし悲しいことに、そんな人間はこの世に存在しません。(明日に限れば存在するかもしれないけど。)
だからこそ『エイプリルフールネタ』なぞ謳って、人を小馬鹿にするような輩を僕は心底軽蔑します。(……嘘です。言い過ぎました。)

少なくとも、僕は様々な嘘に依存しながら日常生活を送っているので、4月1日を特別視する気にはならないです。明日もいつも通り事実と嘘を織り交ぜながら灰色の日常を送ることになると思います。

明日、『エイプリルフールネタ』とやらを披露する人は、『嘘をつく』という行為に希少価値を見出すことが出来る人の筈です。さぞかし『正直者』としての人生を送ってきたのでしょう。僕とは大違いです。見習いたいな。(これも嘘ですが。)


僕のような人間でも、4月1日に何か特別なモノを感じられるように、明日以降のエイプリルフールは『嘘をついてはいけない日』にした方がいいのでは?
『正直者が馬鹿を見る』という言葉もあるので,まさしく『エイプリルフール』の名にふさわしい日になると思います。
嘘をつけないことが原因で、対人関係に支障をきたすこともあるでしょう。しかし、嘘によって崩壊した関係性はその比にならないくらい多いはずです。たった一日過ごすだけで、自分がどれほど嘘に依存した生活を送っているのかを知り、自身を省みることだってできます。なかなか良い提案ではないでしょうか。


というわけで、明日は正直に生きてみようと思います。
ともなれば、自分の欲望に嘘をつくわけにもいきません。
今夜はよく眠れそうです。

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