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何回観ても泣いてしまう映画『青い春』観てきた

たぶん映画にはまったきっかけで、
ミッシェルにはまったきっかけになった、
人生で2番目に繰り返し観てる作品、
『青い春』の話です。

映画感想というよりは何度も観た上でのふりかえりだけど。。

『青い春』
豊田利光
原作:松本大洋
主演:松田龍平

キネマ旬報シアターにて音感上映初日に
(音感上映…?て思ってたら終わったあとスタッフさんすまなさそうにしてた)
場内は黒尽くめの人でいっぱい!
私ももちろんそのつもりで行ったのでなんかうれしいようなこそばゆいような…

久しぶりに観たけど本当にすばらしい作品だと思う…(かなり主観入ってるけど)

オープニングのところでもううるっと
途中の木村のところでじわっと
ラストはじまるところから号泣…

映画を観はじめの頃になんとも思わなかった・どういうこと?というカットの意味がなんとなくわかるようになっててはからずもこの映画を通して自分も成長感じた

私って好きなものを執拗に繰り返す癖がありそれは良くも悪くもといった感じなのだが、作品はずっと変わらないので感じ方がその時々の目盛りになってるなーといつも思う

冒頭の屋上の真っ暗で狭いところからはじまり、
先に音を上げる青木、光のもとへまっさきに顔を出す九條…😭

ていうかまじでこの時代の松田龍平はネ申
こんな人身近にいたら好きにならざるを得んやろが!!

さぼうるのおばちゃん、花田先生、進路指導の先生の存在が尊くて、
やさしい大人が近くにこんなにいたのにな…
という気持ち
やるせないよ〜

あとは雪男のシーン、
うるさいこと言われて頭の中がノイズで塗りつぶされていく感じを曲とそのボリュームの大きさで表現するのすばらしいよね、、、
私もよくああなる時ある

あらゆる"不良"のバラエティパック的な作品だと思う
はじめて観たのは受験を終えた高校卒業間近のある日で、
勉強と部活と不健康に病んでばかりいた自分の3年間と比べてものすごく衝撃を受け、取り返しのつかないことをしてしまった…という気持ちになったことをよく覚えている

刹那的な青春、脳がぶれるような出来事、居ても立っても居られないような衝動…
というものにあの時とてつもなく焦がれたのだった、
私にはそういうものがなかったので…

というわけで私にとってはこれがほかのどんな映画よりもずっとずっとずっと一番の青春映画


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