見出し画像

体重と私

朝、体重をはかったら、最後にはかった3日前よりも1.5㎏ふえていた。

原因はなんとなくわかっている。

昨日は起きた時から、なんだか食欲が異常だった。

朝ごはんはしっかり食べて、それでもなんとなく物足りなくて追加でクッキーを食べた。

昼ごはんは、いつもはたんぱく質・糖質・脂質を意識したお弁当をつくっている(お弁当なんて大したものじゃなくて、寸胴鍋に肉と野菜をぶちこんだスープを数日間に分けて持っていって食べているだけ)のだが、前日余裕がなく、スープもちょうど食べ終わり、さてコンビニで適当に済ませるのもなんだか飽きてしまったなあ、というところで会社近くの中華料理屋さんで、ふだんなら食べないソースたっぷり焼きそば(単品食べ、たんぱく質足りない、糖質、脂質祭り!)を食べた。

仕事中もなーんか落ち着かず、チョコやら、ナッツやらをつまむ。

夜ごはん、いっそこのまま勢いに任せて食べに行くか、とほとんど腹をくくったのだが、すんでのところで思いとどまり、例の肉と野菜ぶちこみスープをつくり、煮込まれるまでの間、適当に切った野菜スティックに味噌とマヨネーズで作ったディップソースをつけてぽりぽりかじる。
出来上がったスープをたっぷりどんぶり2杯分たいらげ、デザートに無脂肪ヨーグルトに冷凍ブルーベリートッピング、はちみつをかけたものをこちらもカップに大盛2杯分完食。
そのあとも物足りなくて、禁断の夜クッキーやっちゃうか…となやんだあげく、冷凍庫に入っていたさつまいもを発見、脂質が多い1日だったので脂質よりは…あとクッキーよりはまだ健康的だし…ということでさつまいもをまるまる一本食べた。
さつまいも、ねっとりしていてとてもおいしかった。

これが今日の朝体重が増えていた理由。
食べ終わったのもそんなにはやい時間ではなかったし、糖質はからだに水分をたくさんためこむものだし、そもそもスープ自体の水分量が絶対的に多かった。

以前なら、たぶんこれだけ食べたあとだと怖くて体重計にはぜったい乗らなかったと思う。
1.5㎏も増えていたら、ショックで、その日一日なにを食べて過ごせばいいか必死になって計算したり、過剰に運動したり、がまんしてごはんを抜いたり、なにより体重が増えたということがストレスになってまた食べすぎたりしていた気がする。

そういう経緯もあり、その日の体重に左右されるのは精神的にあまり良い影響を及ぼさないと気づき、ここ1年くらいは意識的に体重をはかるのをやめていた。

でもなんとなくふと、乗ってみようと思えたのは、体重がすべてではないという考えが、だいぶ自分の中で浸透してきたからじゃないかと思う。
10年以上続いてきた、ダイエットの日々に終止符を打てる日も近いかもしれない、そう思うようになったのもごく最近のことだ。

別に目標体重を達成できたからではない、いまでもやっぱり、カモシカのような足、なんの変哲もない白Tシャツとスキニーデニムだけでおしゃれに見えるような素敵なスタイルには、憧れ続けてはいるけれど。
変わったのは考え方だ。

朝から食欲が旺盛だったのも、その日の前日の夜ごはんが少なめだったこと、ここ最近の平均睡眠時間がすこし短めだったこと、朝起きてすぐにあったささいなもめごとなども影響しているんじゃないかと、今では冷静に考えることができる。

あと、おなじ毎日を過ごしているはずなのに、すごく食欲がある日があったりするの、極めて動物的で良いじゃない、
生きてるって感じするナァ、とも思うようになった。

考え方の変化については、また少しずつnoteに残していきたいと思っている。
主にわたしのため、あとはわたしとおなじ気持ちをかんじているだれかのために、もしもなれたら、と思って。

体重がふえたって、またいつも通りの生活をして戻せばいいし、もしも戻らなくたって別にだれもこまらない、わたし自身になにか変化があるわけじゃないんだから。

今日は、体重はかって1.5㎏ふえていても、まあいいんじゃない、と思えた記念日だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?