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GAFAが狙う新市場とは?音声の時代が始まった!

どうも!よっすーです。

今日は、緒方憲太郎さんが書かれた『ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦』を読んだので内容と感想を共有したいと思います。

緒方さんはVoicyというサービスを運営する会社の代表をしている方です。Voicyを知っている方もいるとは思いますが、すごく簡単に説明すると、個人で発信できるラジオのプラットフォームです。

ぼくも毎日、通勤時やすきま時間に利用をしています。音楽をほとんど聞かないので、移動中に手軽に情報を手に入れられるのはすごくありがたいです。移動時間やすきま時間を有効に使いたいという方は、こちらのサービスも使ってみてください。

本書では、そんなサービスを作った緒方さんが今後の音声市場の可能性と今後音声市場がどうなっていくのかについて書かれています。

⒈なぜ音声市場が拡大するのか

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの映像技術が発達していますが、音声技術もディープラーニングの発達によって急速に発達しています。スマートスピーカーやワイヤレスイヤホンもどんどん普及しています。

また、GAFA含めたIT大手企業のほとんどが音声市場に参入しています。これらの企業は人のすきま時間を埋めるために音声市場への参戦をしています。

ぼくたちの可処分時間(自由に使える時間)を考えた時に、耳にはまだまだ可処分時間が残っています。通勤時間、料理をしている時間、風呂に入っている時間、ジムで体を動かす時間などまだまだ人の耳のすきま時間はあります。

一方、目の可処分時間はほとんどありません。動画プラットフォームのユーチューブでは、登録者100万人を超えるユーチューバーの再生回数が1万回もいかないということも起こっています。配信者が多くなりすぎ、可処分時間がほとんど残っていない状態となっています。

このように、音声にはすきま時間が残されており、そこにはGAFAのような大企業も参入するほどの価値があり、これから拡大していきます。

⒉音声市場の可能性

これから、多くの企業が音声広告に参入してくると考えられます。現在は、広告と言えばまだまだ動画中心です。

企業の多くが動画で広告を出すことから、ユーチューブには多くの広告費が集まり、年収1億以上を稼ぐユーチューバーもいます。

しかし、視聴者にとって広告はうっとうしいものです。CMを見て商品の購入を決めるという人はあまりいないのではないでしょうか。ユーチューブのスキップできない15秒くらいの広告はイライラしてしまいます。。。

ですが、音声による広告は、視聴者に受け入れられやすくなっています。ぼくたちが商品の購入を決めるのは、クチコミと信頼する人からの紹介に変わってきています。Voicyでは、企業の広告を発信者が宣伝するというシステムになっています。自分の好きな発信者から商品を宣伝してもらうので、視聴者は広告をうっとうしく感じなくなります。ぼくもVoicyで流れる広告は普通に聞いています。

また、Voicyのような音声による発信は、発信のハードルが低く、準備にかける時間が少なく済みます。動画の場合は、サムネイルやテロップを入れるなど発信までに多くの時間がかかります。しかし、音声には、サムネイルもテロップもありません。

今後、音声広告を出す企業が増え、発信者も増えていくと、音声市場はどんどん拡大し、音声メディアのユーチューバーのような存在も出てくると考えられます。

⒊感想

あと数年もすれば、スマートスピーカーがある生活が当然となり、街を歩く人が常にワイヤレスイヤホンを付け、独り言のように話していることが一般的になることもあるでしょう。

また、企業に頼らず、個人で生きる力が必要と言われるこれからは、仕事以外の時間で勉強をすることが必要になってきます。音声はすきま時間を使い、手軽に勉強を始められるので、勉強として音声を聞く人が増えると思います。

本書を読んで、今後音声市場の拡大することを理解できましたし、何より緒方さんの事業に対する熱い気持ちに、読んだぼくも熱い気持ちになりました。おすすめの本なので、ぜひ読んでみてください!

ではまた、ありがとうございました!





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