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海へ

ショパンの作品番号10-1『海へ』。
この曲はショパンの作曲した曲の中で1番と言っても過言では無いほどにお気に入りの曲だ。

波打ち際に寄ってくる波、
こちらに向かってくる潮風、
目の前に広がる壮大な海。
脳裏に浮かぶ自分の海の情景に包まれ、飲み込まれるような感覚。
『海へ』を聞く度にこの感覚を感じている。

この曲に出会ったのは数年前にTVアニメで放送された『ピアノの森』がきっかけだった。
この曲が、オープニングテーマだったのである。

初めてそれを聞いた時は全身に電流が走ったような気持ちになったのを鮮明に覚えている。
「この曲、好きだ。」
一瞬で確信できた。本当にそれくらいにビビッと来た。

華麗なる大円舞曲や、仔犬のワルツ、別れの歌などの色々な曲をショパンは作曲していることを知っていたし、めちゃくちゃ聞いていた。大好きだった。聞いていて楽しかったから。
だけど、こんな神曲があったなんて...(どれも神曲であることは大前提として)なんでずっと知らなかったんだろう、なんかずっと損していたなという気持ちになった。

そこから私は気分が落ち込んだりすると聞くようになった。
なんとなく、落ち込んだ気持ちが浄化されるような気がする。
あの旋律に私は幾度となく助けられている。

本当に出会えてよかったと思う1曲である。
オープニング曲に採用してくれてありがとうございます。
おかげで海へに出逢えて幸せをしみじみ感じております。
いつか、『海へ』を生音で聞けるような日が来るといいな.......

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