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キャリアは複利で考えろ

最近、新入社員への研修や、内定者との面談の中で、よく話した内容なのでちょっとまとめておく

新卒・あるいは若手のみなさんにぜひ読んでいただきたい。僕はキャリアは単利ではなく複利で考えろと思っている。頑張るなら早めの方がいいのである。もっというと後から頑張ろうと思ってもチャンスはなかなか回ってこないのである(手遅れという意味ではなく、シニアになってからでも、始めるべきはいつも”今”なのである)

自分が上司になったことをイメージしてほしい。部下にAさん・Bさんがいるとする。1ヶ月くらいかかるそこそこかかる仕事。成果物のクオリティは同じただ、Aさんは納期の1日前に提出してくれた。Bさんは納期から1日遅れた。ふたりの努力の量はきっと5%くらいしか変わらない。でも上司からすると雲泥の違いがあるし、信頼の置き方がかわる。これはあさ、夕方の16時までにやってほしいんだけどというような雑用に近いような仕事も同じだし、フリーランスの方がクライアントから仕事を受ける時も同じである

次の仕事を発注しようと思ったときに、より重要な難易度の高い仕事をどちらに依頼したいと思うだろうか

当然Aさんである。

はじめは誰しも大きな仕事ばかりをもらうわけではないし、新卒の最初2−3ヶ月はもしかしたら本当に簡単な作業しかもらえないかもしれない

でもここで作業と捉えて手を抜くと大きな”チャンスの喪失”という痛手を追うことになるのである

AさんとBさんでは24ヶ月後には倍以上の実力差が出てくると思っている

就活においても転職においても同じような考え方で仕事を選んだ方がいいと思うし、仕事に向き合った方がいいと思っている

特に新卒は、こういうチャンスが周ってきやすい環境やカルチャーがある組織を選ぶべきだと思っている

やりがいも大切だし、給与も大切なのだが、圧倒的にスキルアップできるキャリアを選ぶべきだと思う。スキルがあれば”やりがいのある仕事”は後から選べる立場になるし、給与は後からついてくる。それも複利で。

金融商品もキャリアも目の前の特典や待遇で決めるべきものではない、そんなふうに考えています






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