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価値にならないものの価値

花屋の店先で


先日お花屋さんの店員の女性にこんなことを言われた。「お花って価値があるものじゃないから、1番真っ直ぐに気持ちを伝えられますよ。」と。

それを聞いた私は単純に「え、すげえ。花が愛されるのってそうゆうことか。」と感嘆。

本題に入る前に、御厨優は何かあった時に女性に花束をプレゼントするような男なのだ。ちょっといけてるでしょ。

今回は彼女(正式には元カノ)に謝る際に、花と手紙を添えて気持ちを届けようという算段だった。店員さんには「彼女さんと仲直りできるといいですね」と言われた。

ごめんなさい、店員さん。仲直りはできたけど、別れてしまいました。いつもあのお花屋さんの前を通ると少し申し訳なくなるのはここだけの話。

価値のあるもの


反対に価値になるものってなんだろう。お金、土地、株、骨董品、絵、時計、指輪などなど挙げたらキリがない。

でもこれらって本当に心から欲するものなのでしょうか。あくまで生きていく上での一手段ではないのか。本当に欲しいもの叶えたいものに繋がる手段なのではないか。

お金も土地も欲しいけど、それはあくまで幸せになるための手段でしょ。

刹那に散りゆく運命と知って


花は価値にならない。いくらでも供給があるし、いつか枯れてしまうから。でも、時に美しく、時に強く、私たちの人生を映し出す。

日本人で言えばもちろん桜。桜は遥か昔から私たちの人生に寄り添ってきた。在原業平から森山直太朗まで、桜に私たちの人生を投影し、人々の心を動かし続けてきた。

強くあろう。美しくあろう。時に儚く、時に切なく。日本人ぽいね。

そんな価値にならないものにどんな価値を見出せるのか。あなたの大切なものにはどんな価値がありますか。すぐそばにあるものに価値を見つけられますか。

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