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子にしてあげられることは、自分にも〜花粉症に舌下免疫療法

今年のスギ花粉の飛散量は、10年に一度レベルだとか、去年に比べ12倍だとか、とにかく尋常じゃないもようです。花粉予報は連日「非常に多い」で、外出がこわくて仕方ありません。

わたしは市販のアレグラを飲んでいますが、外出しない日でも特に目がやられています。家の中にいてもずっと目がかゆい……まぶたが重く、ずっと眠い目をこするような感じです。外出すれば鼻水方面だって油断できないので、脱マスクなんてとんでもありません。困りますよね、花粉症。

そんな折、今朝の佐々木俊尚さんのVoicyで、こんなお話がありました。

「アレルギー舌下療法で花粉症を克服した体験を語ろう」

花粉症だった佐々木さんは、2年ほど前から舌下免疫療法をはじめたところ、今年はほぼ症状が出なくなっているとのこと。

なんとうらやましい!

舌下免疫療法とは、以下のサイトに詳しいです。

娘が実証していたけれど

じつは、この治療法やお薬のこと、わたしはよく知っていました。
2年以上前から娘が処方してもらっているからです。
そして、毎朝「シダキュア」というお薬を飲み続けている娘は、明らかに今年は花粉症っぽさがありません。

舌下免疫療法の効果はわが家でも、もっとも身近で実証されていたのです。
でも、わたしは今日佐々木さんの放送を聞いて、気づきました。

「わたしもやっておけばよかった!」と。 

なぜ、今ごろになって、気がついたのでしょう?

アレルギー対策に熱心なわけ

娘は1歳で卵白からはじまって、その後ピーナッツが発覚、血液検査ではスギ花粉も含む各種アレルギー持ちでした。
アレルギー専門医でもある小児科先生は赤ちゃんのころからお世話になっていて、小3のころにはわたしの不注意でダニアレルギーによるアナフィラキシーで救急車騒ぎも起こしており……そのあたり全部把握してくれてるので心強い存在です。

その先生が、娘に舌下免疫療法をすすめてくれたのです。
スギ花粉は今のうちから対策しておけば絶対にあとで楽だし、娘の成長をみて、負担なくはじめられそうだということ。3年間は毎日飲み続けなければいけないけど、(当時)5年生からはじめれば、区の医療費助成(中学生まで自己負担無し)でできることも説明してくださいました。

3年も毎日飲み続けることができるのか不安でしたが、慣れてしまえばモーニングルーチン。むしろ朝起こしたついでに口に入れてもらい、5分間はゆっくりしてた方がいいので、ちょうどよい具合で、1日も欠かすことなく飲み続けられています。

定期的に処方してもらいに行くのはわたしなのですが、それも3ヶ月に1度でよくなり、毎回一人で先生と対面して、気になることを聞いたりして、案外わたしも心理的に助かってたりもします。

医療費助成ブロック?

今思うと、最初に「子どもは医療費無料だから今のうち」と聞いてしまったことで、わたしが勝手に「大人は医療費がかかるから……」と脳内変換して、自分には必要ないものと決めつけてたみたいです。
めっちゃ花粉症だしアレルギー性鼻炎なのに、まるで自分ごとに考えなかったんですよね。

きっと、お母さんあるあるなんですが、子どものこととなると出来るだけやってあげたいってなるのに、自分のことが後回しどころか、やらずに済まそうとしてしまう。体力も気力も、余力があったら子に使う、みたいなところが、子どもが小さい頃は特にあったと思います。
医療費助成のことを聞き、経済的な面でのやらない理由を、自ら作ってしまった結果だったように思うのです。

いやいや、この花粉症時期の不快感を思えば、そんなに高額じゃないのに、です。

まだ待ってる治療がある

娘がスギ花粉用のお薬「シダキュア」をはじめて1年半くらい経ったころ、先生からダニアレルギーに効く「ミティキュア」も併用してみる?と提案がありました。

こんな感じの錠剤です

当時は、区の医療費助成が中学生いっぱいまでだったので、いまはじめればちょうど中学生の間に終えられるし、と。(あ、ここでも医療費のおまじないかけられてた…)

1回試してもらったところ、口の中で嫌な拒否反応が出てしまい、毎朝2種類を連続で飲むのもたいへんそうだし、また機会を伺うことにしました。

4月から高校生まで医療費無料に

そうこうしてるうちに、東京都では、子の医療費助成が高校卒業年齢まで引き上げられることになりました(令和5年4月1日から)。なので、いまのお薬が終わってからでも十分間に合うことになります。

結局、医療費助成ありきで考えてしまうわけなのですが、この制度、じつは子どものうちに出来ることをやってあげたい、という親のニーズと合致してるんですよね。医療面での十分な子育て支援が、拡充されてるわけです。
現金給付でもらうばかりではなく、自ら利用しに行くことで、もっと子育て支援の恩恵を感じられると思うのですよね。

こうした将来を見据えたある種の予防医療って、きっかけがないとなかなか始められないし、そもそも知らないこともありそうです。
少なくとも、わが家でも実証されてるアレルギー舌下免疫療法は、小学高学年から無理なくできるものでした。(もちろん個人差あるので医療機関に相談のうえで)

そして、大人だって!わたしのように、無意識のブロックかかってませんか? 子どもと同じように自分のこともしっかり面倒みてあげましょう。

スギ花粉への免疫療法は、花粉の時期が過ぎた頃にはじめるのがいいらしいので、今年こそ受診する! と決めました。


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