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さよなら手書き〜行政書士登録申請を終えて

本日、行政書士会への登録申請を終えてきました。用意した書類を受領していただき、この後は登録確認手続きに1~1か月半かかるとのこと。ひとまず、ほっとしています。

ちょうど一週間前の投稿がこちら。

簡易事務所づくりと並行して、そのほかの必要書類などの準備を進めていたなかで、新たな気づきと収穫がありました。

書類を書くのがたいへん

界隈のみなさんはもちろんご存知かと思いますが、申請書類って、まだアナログなんですよね。

登録申請書や履歴書など、申請書類のうち4つが、専用のフォーマットに必要事項を記入するものでした。HPからPDFデータをダウンロードして、すべてに正確に記入して、署名・捺印のうえ、紙で提出します。

名前や連絡先など同じ事項を、何度も書かなければいけない、アナログ作業です。大事な書類なので間違えたくない〜と思えば思うほど、うっかり間違えた! なんてこと、ありませんか? わたしはよくあります。

さよなら手書き!

どうにかならないものか…… と思っていたところ、現れた救世主?
それが…「さよなら手書き」です。

「さよなら手書き 9」は、紙やPDFの書類にPCで入力して、ピッタリ印刷できるソフトです。手書きしない時代だからこそ、手書きが必要な書類の作成には、時間も労力もかかります。本製品はそんな手書きのストレスを解消。 PDFの書類に直接書き込むこともできます。

Windows版のみなのですが、わたしもちょうどWindowsマシンを新調したばかり。新しいソフトとして導入したくなります。

でも、お高いんでしょう?

定価で買ってはいけないPCソフト

ソースネクストさんに限っての話かもしれないのですが、PC用のソフトは定価で買ってはいけません。(たぶん)

なぜなら、頻繁にセールをするからです。

じつはまったく関係ないところで昨年ソースネクスト会員登録をして以来、しばらく市場ウォッチしていたのです。

そして、多くのPCソフトが期間限定セールをすること、しかも破格になることも珍しくないことを知りました。会員向けに割引クーポンが配られることもしょっちゅうです。

そんな折、ソースネクストさんのメルマガを開いたら、いつものセール情報。そこで「さよなら手書き9」(半額以下)に出会ったのです。

「さまざまな書類で大活躍」とうたわれた書類のイメージを見て、これだ! と思いました。

確定申告、年末調整、ふるさと納税
官公庁や役所へ提出する申請書、図面
見積書、請求書、注文書、納品書、領収書
委任状、応募用紙、保険の提出書類、履歴書 など

これ、今後もつかえるんじゃないでしょうか、と。

自分の書類はともかく、人様の書類を書くのに、紙の手書きしかできないものがあったら、クセ字だし、間違えるしで、ストレスがかかりそう…。

各種の申請書類フォーマットを取り込んでフォーム化さえしてしまえば、業務効率がアップしそうな気がします。

セールに並んでるソフトはどれも面白そうで、ちょっと物欲を刺激してきますよ。

「さよなら手書き 9」の使い勝手

さて、「さよなら手書き」現在のバージョンは「9」。ということはそれだけバージョンアップの需要があり、進化しているということです。

ふるさと納税の寄付金控除の申告書

行政書士会オリジナルのPDFファイルを自動取り込みにしたときは、テキストボックスがもう少し細かくなってたら言うことなかったのですが、まだ精度が甘めでした。

ただ、ボックスのサイズ調整や整列は細かくできるし、フォントや文字サイズも自由に選べるし、慣れれば手動でもスムースでした。
記入後の仕上がりをきれいにすることは、手間をかければ十分にできました。

ただ、細かい調整のとき、トラックボールマウスでは無理です。マウスに持ち変えて、カチカチやりました。

そんなこんなで、今回分の書類が仕上がるまでに、基本の使い方はマスターすることができました。じつは今回、意を決して「Pro版」を入手してます。(半額以下だったから…)

<Pro版だけの機能>として「官公庁が公開している申請書を入手できる」というのもあったからです。

これ、実証してみたところ、リンク集に飛ぶだけでした。そりゃ、そうか。
警視庁、外務省、経済産業省、法務局、東京都…etc. これで足りるのか、いつアップデートされるのかなどは、いずれ検証できるかもしれません。

そもそも「さよなら手書き」が実務に使えるようになるのか、ほかにPro版の機能の良い点があるのか、など分かったらまたシェアします。

さよなら「手書き」となるか

行政手続きのデジタル化、電子化がどの程度進んでいるか、実際はまだ未知ではありますが、アナログが占める割合もまだまだあると踏んでいます。
なぜなら、初手の登録申請がアナログだったから。

河野太郎デジタル大臣、デジタル庁のみなさんががんばって、行政手続きの電子化は加速していくでしょう。でも、目に見える大きなところから手をつけていくしかない現状もあるので、行き届かない手続きはまだまだ残るでしょう。

そういう細かい仕事にこそ需要があるような気もしますし、手書きの方が便利なこともあるかもしれません。そのあたり、デジタル化の効率との見極めですね。

わたしはアナログ時代も生きてきたからこそ、デジタルにも対応して、両方をバランスしたいと思っています。


今回は、たぶん最初から手書きで書いた方が速かっただろうとは思います。
ただ、申請時の確認は、10分程度でさくっとすみました。
書類の間違いがなかったことや、もしかしたら読みやすさもあったのかもしれないので、一部デジタルを導入したことは、良い経験になりました。

申請書類の準備で、もっとほかに書くべきことがあった気もするのですが、すっかり手書き問題に終始していました。
思い出したら、進捗とあわせてまた書きます。

本日、事務所の雨漏り工事も終了したとのことなので、よきタイミングで、開業準備の続きに取りかかれます。

※タイトル画像は今日の渋谷駅、岡本太郎作「明日の神話」の一部です。

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