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近いうちに行く美術館・博物館〜書けば叶うメモ

日曜日、疲れが溜まっていて、ついゴロゴロしてしまいました。本を読んだり、ドラマを消化したりもいいのですが、忙しいときほど、心にアートが必要かも、と思っています。

映画もそうなのですが、スケジュールを入れないとなかなか叶わない。
ただ、映画は劇場公開が終わっても、配信やWOWOWでの放映を待てば観れるちゃうんですが、美術展は違います。逃したら最後、そのラインナップでは二度と見れないし、本邦初とか何十年ぶりに見れるとかだと、もう完全にその時しかないんですよね。

そこで、私的メモも兼ねて、わたしがこの春~夏にかけて行きたい美術展・展覧会・博物館をピックアップしておこうというnoteです。

重要文化財の秘密

東京国立近代美術館 70周年記念展
「重要文化財の秘密」 問題作が傑作になるまで
会期:開催中(2023年3月17日~5月14日)
会場:東京国立近代美術館(千代田区)

ラジオでおすすめされていて、知りました。国が指定する「重要文化財」68点のうち51点が一堂に会するというだけでも価値がありそうですが、そもそも重要文化財ってどうやって決まっているの? という秘密に迫るといいます。

文化財保護法によれば、重要文化財の指定も、文部科学大臣の裁量で決まるということなのですね。さらに、そのなかから国宝に指定するのも大臣のお仕事なのです。今でこそ「傑作」となった作品が「問題作」と言われたのはなぜなのか、日本の近代美術史の変遷が垣間見れるなんて、楽しみです。

気になっていたら、読売中高生新聞にも関連の記事がありました。

おー、この女の子の絵(岸田劉生「麗子微笑」)は、重要文化財だったですね。近現代美術を一気に鑑賞できる貴重な機会になりそうです。

印刷博物館

わたしに活版印刷名刺づくりのきっかけをくれた友人から、教えてもらいました。2000年に凸版印刷さんが創設された常設の博物館です。
日本の印刷の歴史が凝縮されていそうなうえ、工房見学ツアーや活版印刷体験といった常設イベントもあるというのが、超気になります。

もうすぐはじまる企画展が、いまのデザイナーが紙と印刷でどんなことをやるのか、とても面白そうなので、この期間に行ってきます。

企画展 グラフィックトライアル 2023
会期:2023年4月22日~7月9日
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー(文京区)

マティス展

マティス展 Henri Matisse: The Path to Color
会期:2023年4月27日~8月20日
会場:東京都美術館(台東区上野)
みどころ
1. 約20年ぶりの開催!20世紀芸術の巨匠アンリ・マティスの大回顧展
2. 世界最大規模のマティスコレクションを誇るパリ、ポンピドゥー・センターから名品約150点を紹介
3. “フォーヴィスム”の夜明け、マティス初期の傑作《豪奢、静寂、逸楽》日本初公開

アンリ・マティスは、わたしにとってちょっと特別です。晩年の傑作といわれる南仏ヴァンスの「ロザリオ礼拝堂」を訪れたのは、若き日のとても素敵な思い出として残っています。その資料もあるというし、今回はなにか購入しちゃうかもしれません。

美術展は先手必勝

大型の美術展というのは、会期が終わりに近づくにつれて、とても混雑するものです。昔からその傾向はありましたが、コロナ以降は日時予約制になっていることが多く、その予約さえ、先の先までとれなくなってしまうのです。

じつは、東京都現代美術館のクリスチャン・ディオール展が、完全に出遅れました。評判が評判を呼び、どんどん人気が出てきて、直近の予約が全然とれなくなっていました。やっとこさ再来週の分を予約できたのは、3月1日の予約解禁日でした。待ちかねて、行ってきます。

クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ
会期:2022年12月21日~5月28日
会場:東京都現代美術館(江東区)

大型展はとくに、先手必勝。開催前は告知記事しか出ませんが、開いたら新聞記事やSNSで話題になる前に、行ってしまうようにしましょう。

チラシもアート

では、どうやって情報をゲットするか。
美術展の告知は、地下鉄の駅などで見ることがよくあるものの、小型なものだとなかなか気づくことができないですよね。
そんなとき、チラシをビジュアルから探せるアプリ「チラシミュージアム」というアプリが、便利です。

地域や会期などと併せて、どんな美術展がやっているかをチラシビジュアルから探せるのが特徴です。美術展のチラシって、デザイン的にも魅せるものが多いので、好みや気になるものが見つけやすいのです。また、一覧で並ぶので規模の大小関係なく、自分の興味関心や、意外な展覧会に出会えることもあります。

目的はなくても、日本全国で開催されている美術展・展覧会などの企画を知るだけでも、楽しいです。文化的に豊かな気分になれちゃうんですよね。

日本には優れた美術館・博物館が多いので、いつか旅行の目的にしたいな、なんて思っています。

今回は、「書けば叶う」という法則を信じて、あえて必ず行くものとして記しました。実際のところは、夏が終わるころに答え合わせしたいと思います。ほかにも今年後半のものもいくつかインプットできたので、宣言→実行のサイクルがまわったらいいな。

最期まで読んでいただけただけでも嬉しいです。スキをいただいたり、サポートいただけたら、すこしでもお役に立てたり、いいこと書けたんだな、と思って、もっと書くモチベーションにつながります。 いつかお仕事であなた様や社会にご恩返しできるように、日々精進いたします。