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人は『きっかけ』があれば変われるもの。

まったく名前も聞いたことがなかった人が突然活躍しだすってことがありますよね。僕もこれまでに何人もそういう人をみてきました。
そのたびに「人間はなにかのきっかけがあれば変われるんだね」と思うし、自分が相手にその『きっかけ』を与えられる存在であれば最高ですね。
※僕自身もいろんな『きっかけ』のおかげでいまに至っています。

ただ、『きっかけ』はあくまできっかけなので、結局は最終的に成長できるかどうかは自分(相手)次第であることは忘れてはいけませんね。他人は所詮アドバイスや環境を与えることまでしかできず、それをモノにできるかどうかは自分(相手)にかかっています。『仕事に真摯に向き合っていて成長意欲がある人』はきっかけをモノにできるでしょうし、そもそもやる気がない人は自分に起きた出来事を『きっかけ』化することはできません。

よって、相手になにか『きっかけ』を与えることができればと思い、良かれと思ってやっていても人によっては無駄(余計なお世話)になる場合もあるので要注意です(苦笑)。

きっかけ』になる出来事は人それぞれで様々なパターンがあると思うので今回は僕が経験したり見てきたことの中からいくつか書こうと思います。

■きっかけ①:後輩への教育をしたこと
新卒や中途で入社してきた人への教育を行うことで自身の成長につながることがあります。いままでは自分だけのことを考えてやっていたのが、他人に対して教育を行うことで、新たに責任感や他人への配慮(伝え方とか)などが生まれるためですね。感覚的にしかやっていなかったことを体系化したり言語化することで改めて自身が学べることもあります。
こうしたことを経験(きっかけに)することで、後輩の見本になろうという意識も芽生えて自身が一歩成長できるということがあります。
※ある意味『新卒採用』は先輩となる人の教育のためにもやっている部分もあるのかなと思います。
■きっかけ②:知らなかった知識を教えてもらったこと
これはもう単純に『知らなかったことを知った』ということですね。
ただその『知らなかったこと』がボトルネックになっていて、その先の成長につながっていないということはよくあります。
例えば『フレームワーク』というものがありますが、これを知らなかったが故に物事の考え方の整理がうまくできなくて毎度解決方法にまで辿り着けずに終わっているということがあったりします。
他のパターンとしては先人の知恵を借りるという意味で本を読んで解決することなどもありますね。『良い本との出会い』が成長のきっかけにもなるわけです。
■きっかけ③:新しいことに挑戦したとき / 難しい仕事に取り組んだとき
これは意図として『勇気をもって一歩踏み出したとき』という意味もあります。現状維持で同じことをやり続けるのはある意味ラクです。そこから抜け出すために一歩踏み出すという行為自体が変化のきっかけになります。

例えば新しく役職についたりすることも成長のきっかけだったりします。
『立場が人を変える』という言葉がありますが俯瞰してみなければいけない立場に置かれることでいままで見えなかったものがみえるようになります。

現状よりも数段階上の仕事やまったく違う仕事をやることによって予想外の成長を遂げるのはよくあることです。
■きっかけ④:失敗したこと、怒られたこと
『失敗は成功のもと』というように、成長のためには必要なきっかけです。失敗したことによって自己分析ができ、それをきっかけに成長をする人もいます。「失敗」については以前別に書いたので詳細は書きませんが、前向きな失敗であれば問題ないと思います。

失敗したそのときはすごく辛い状態ではありますが、自分のなかでそれが昇華できたときに一回り以上強く・大きくなることができます。おそらく自分のなかで「あの時に比べれば」というような『基準』ができるからですね。
※もちろん、同じ失敗をしてはいけないという想いもあるからでしょう。
■きっかけ:自身の長所や短所を指摘されたとき
自分のことって意外と自分ではわからないものですよね。自分が長所だと思っていたことも実は他人からみれば短所だったりもします。逆もしかり。
他人から自分がどう見られているかを知ることはすごく大事で、それによって気づかなかった『自分』を知ることがあります。そしてそれがきっかけになって成長するということがあります。
一番わかりやすいのは評価面談のときだったりするので、客観的に上司からみて自分はどうみられているのかを確認すると良いでしょう。
■きっかけ:自分に自信をもったとき
自分に自信がなくて成長を自分で止めてしまっている人が稀にいます。自分に自信がない人に「自信をもて」というのは難しいと思うので、その場合は周囲が本人に自信をもってもらえるようにしてあげた方がいいですね。

以前、中途採用で入社した社員がなかなか結果を出せずに悩んでいた際に、なにかひとつに特化して『この領域は社内で1番詳しい」という実績をあえてつくらせたことがあります。そうするとその領域の仕事の相談が集中的に彼にくるようになって少しずつ自信がもてるようになり、結果がだせるようになった、ということがありました。
※自分に自信をもつために資格をとったりする場合もありますね。

目立つ実績ができて人から頼られるようになると、自然に自信に満ちた行動や発言になっていき、全体がうまく回りだします。・・・それの度が行き過ぎて調子に乗らないようにする必要もありますけど(苦笑)。
■きっかけ:自分を認めてくれる存在に出会ったとき
これは承認欲求にも関連してくると思うのですが、人は他人から認められたり、求められたりすると(現時点の)実力以上の力を発揮することがあります。同僚でも上司でもいいのですが、そういう人に出会えると期待に応えたいと思って飛躍的な成長を遂げる場合があるのです。

僕が現場をやっていたときの話ですが、あまり目立たないけど仲間内だけが優秀だと知っている人材がいました。せっかく良い実績をもっているのに周囲にその実績を知られていないのはもったいないと思って、いろんなところでその人の実績を話していたらいつの間にか案件相談が増えて人気者になっていたということがあります。このときに人はきっかけひとつで一気に変化するものだなって僕自身も学んだ記憶があります。

人を活かすことができる上司』との出会いは特に重要です。自分の個性やスキルを認めてくれて活かしてくれる上司との出会いがきっかけになってそれまでは埋もれていたのに突然活躍する人もよくいます。人との出会いは一期一会なので相性の良い人は特に大事にしたいですね。
■きっかけ⑧:自分を導いてくれる存在に出会ったとき
⑦にも似ていますが、自分がやりたいと思っていることの先を行っている人の存在との出会いも飛躍的成長のきっかけになります。
わかりやすいのは社内の上司や先輩ですね。なにをやっていいのか道に迷っているときはとりあえずその人たちの真似をすればいいので『一歩先にいる人の存在』というのはそれだけで安心できます。
外部で目標とする存在の人でももちろん良いと思いますが、できれば身近で相談にのってくれたりする人の方が良いですね。
■きっかけ⑨:環境が変わったとき
自分の置かれている環境が変化したときに心機一転気持ちを入れ替えて成長する場合があります。一番わかりやすいのは『転職』ですね。
※正確には転職先でいままでにない『きっかけ』をつかんだということ。

他にも『結婚したとき』『子供が産まれたとき』『引っ越した時』『フリー(個人事業主とか)になったとき』『異動したとき』『ジョブチェンジした時』・・等々いろいろあると思います。

他にも複数あるのですが、書ききれないのでひとまずここまでで。
※さらに書いた方がいいものがでてきたら今後追加していきますね。

自分の身近にいる方がなんとなく伸び悩んでいるなぁと思ったら、上記記載を参考にどれか試してみると、それを『きっかけ』にして突然成長する可能性もあるのでお試しあれ(笑)。


D2Cdotのなかにも入社当時はバイトや学生感覚で働いているなぁって思っていた社員が『きっかけ』をつかんで成長した結果、管理職や現場を牽引する存在にまでなっているという事例がいくつもあります。

経営者やマネージャーの最大の喜びのひとつは『社員が活躍すること』です。これまで活躍できていなかった人が急に活躍しだしたりすることで喜べるのは経営者やマネージャーの特権だと思っています(笑)。
※僕もいつも『埋もれている人はいないか』と気にかけています。

今後も誰が一歩抜き出てくるのかを楽しみながらD2Cdotという会社も成長させていきたいと思います。

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