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Honda歩行アシスト体験記

心が震えた、、、

それは、久しぶりにワクワクした瞬間だった。

そして、7月21日火曜日は特別な日になった。この日を忘れないように備忘録としてこのnoteに記しておくことにする。

私が仕事で訪問させていただく約半数の方が半身麻痺の方だ。私がこのような症状に強いわけではなく、たまたま依頼を受けたのだ。

私が認識する鍼灸を生業にするものは痛みを取り除くことに重きを置いている。自然治癒力を上げるなど言う方もいらっしゃるようですが私の信念は「可視化できないもの」「共有できないもの」「不確実なものは」提供しないようにしている。あとでトラブルになるからだ。だが信頼関係があればいい。要はクライアントさんとの信頼関係に尽きる。

話は逸れたが痛みがあっても何ヶ月も長くは続かない。必ずといって痛みは解消する。解消しない方は別の見方が必要だ。

痛みは解消しても麻痺は残る。困った、どうするか。依頼者本人に聞く、

手や足の麻痺がなかったら、一番最初にしたいことはなんですか?
            <一人で近所のスーパーに行きたい。

ゴール設定をする。そして答えに近づけるように二人三脚、またはご家族も混ぜたりして共有しよう。だが、私はPTでもOT(理学療法士・作業療法士)でもない。リハビリの専門知識はない。以前務めていた整骨院では片麻痺の方はいらっしゃらなかったので教科書上での知識しかない。だがスムーズに歩かせたい。歩いて喜んでいただきたい。

リハビリについて勉強した。勉強しながら実地も含めクライアントさんの体で勉強させていただいた。これでいいのだろうかと不安がよぎる。ここだけの話だが怪我をさせてしまったこともあった。アプローチに正解がないのはわかっている。効果測定しながらリハビリの限界か、と思ったりもした。

プラトーに達する」という言葉がある。これ以上症状が改善しませんと言う意味である。そんなバカな。人間の可能性は無限にある!

そんな絶望感の中、歩行ロボットの記事に目が入った。

Honda歩行アシスト」!(※現在は新規リースは受け付けていません)

こっ、これだ!物療だ!!

すぐにHondaのホームページのお問い合わせフォームから資料請求を申し込んだ。資料が届き期待と希望にワクワクした。

これならイケる!

そして担当者さんとの何度かのやりとりの後、7月21日火曜日都内某所にてHonda歩行アシスト(以下HWA)のでデモンストレーションが行われた。HWA担当者のOさん、デモンストレーションを快諾していただいたSさん、この場を借りてお礼を申し上げます。

歩行練習_前2

※写真はメーカーから素材提供いただいたもの(こんな感じ)

ー約60分間の体験ー

(割愛)

体験・説明を聞いて率直な感想を述べさせていただくと、歩くことに関して数値化やグラフ化できるので共有できるところが高評価。Sさんは発症して約10年経っており先述したとおり完全にプラトーである。だがこのHWAを装着前と装着後では結果が明らかに違っていた。驚愕の結果である。なぜこの素晴らしい機器が広まっていないのかと思った。

私は今後このHWAを用いて、歩くことが困難になった方と一緒に歩いて行きたい。



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