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車の査定に行った話①/③


僕はマツダのMPVという車に乗っている。
ここで僕の車年表を発表しよう。


高校卒業    MITSUBISHI ミラジーノに乗り始める
ツインターボのかっこいいやつだ。

その1ヶ月後  山道のガードレールに激突し左半身大破
ツインターボのせいだ。

3ヶ月後    綺麗な姿で帰ってくる
どうりで若者の保険料が高いわけだ。


大学1年夏   大阪まで下道で行く
エンジンから煙が出るかと思った。

大学1年初秋  東北自動車道でボンネットから煙が出る
実際に出た。

大学1年冬   こする
こすった。


大学2年夏   箱根の登り坂でありえない音量でエンジンが唸る
死期は近いと悟った。

大学2年晩夏  家を追い出され車が “家” になる
どこだって住めば都だ。

大学2年秋頃  前の車に当てる
どうりで若者の保険料が高いわけだ。

大学2年冬   廃車
もう限界だったみたいだ。


大学休学春  原付を購入
ひねるだけで走るじゃじゃ馬だ。

大学休学晩春  原付で宇都宮へ
気が遠くなるほど遠く、大雨だった。

大学休学夏  親父に「もうMPVいらないからやる」と言われる
開いた口に2階からぼたもち。

大学休学秋  国道沿いにあるGUのポールに当てる
人に当てなかっただけ上出来だ。

大学休学冬  期限が切れた免許証をミラーからぶら下げていたら職場の上司から「個人情報だからやめろ」と言われる
至極真っ当な指摘である。


新大学1年   初心者マークだらけの駐車場にボッコボコのMPVが見える
This is me.




こんな感じだ。
非常に愉快な年表と言えよう。


そのボッコボコのMPV(左側はおふくろが当ててきたやつだ)を車屋に持っていった。


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