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②あゝ愛おしき吹奏楽部よ


話がまとまらないといい感じの終わりにしてしまう癖が抜けない。
怯えずにあと1本書こう。最後はオムニバスだ。バスだけにな。


部活あるあるだが、顧問が怖い、練習が厳しいなどは結構聞く話だ。
僕の友達は陸上部に所属していて、写真撮影前に理不尽に怒られ最悪の顔で卒業アルバムに写っている。
彼は中学時代、理不尽を絵に描いたような生活を送っていた。



全然関係ない話だが、当時帰宅部のMがガラスを割った事件があった。確か中3だった。
玄関のガラスが足の高さで割れていた。
Mの弁明は「絶対に当たっていない。」
つまり波動でガラスを割ったのだ。

すごすぎる。

帰宅なんかしている場合ではない。
波動でガラスを割る中学3年生なんてどこ探してもいない。
早く何か活かせる道に行った方がいい。


話が逸れてしまった。ご勘弁願いたい。たった今人生も逸れている最中だ。



僕の部活も先生が怖かった。
怖いというか、昨日の発言と今日の発言が全く違う時があった。

先生は僕の方を指して「そこは強く大きく!前出てきてって言ったでしょ!」と言っている。
楽譜には明らかに「優しく 抑えて」とメモが書いてある。


そんなことが多かった。
決して悪い人だったわけではない。
県でも名を馳せる名教師で、他の学校に行くと「ああ、〇〇先生のところね」なんてよく言われた。
それにあの先生よりわかりやすい指揮を見たことがない。



吹奏楽部員の楽譜には、いじめを疑うほど狂ったように書き込みがしてある。
コンクールの楽譜など書き込みで音符が見えない。

可愛くておしとやかな先輩の楽譜に強すぎる筆圧で 「遅れるな」とか書いてあることがある。
初めは怖いが慣れるとちょっと萌える。


金管はマウスピース( 0]- こんなようなの。ググって )を落とすと時が止まる。
時に息の根が止まる。


打楽器はみんなで運ぶ。
解体できる人は多いほどいい。
「ティンパニそこもたないであああああああああ…!」
「……スイマセン」


ステージは想像以上に暑い。
見えないと思っているかもしれないが客の顔は超見える。


本番の先生は別人じゃないかってくらい穏やかな顔をしている。


ミーティングは荒れる。辞めようとする人ほど最後に泣く。


卒業式練習で校歌の歌詞をよく知らないことに気づく。(いつも吹いてるから)


3月、あんなに怖かった先輩が超優しい。
それにつられてこちらも泣く。



果たしてこのブログが吹奏楽部以外の人が読んで何になるかが謎だ。
僕が火星あるあるを聞かされているようなものなのかも知れない。


どうも。 サッと読んでクスッと笑えるようなブログを目指して書いています。