何度目かの初投稿

学生のころから何度か、ブログを始めては数件だけ投稿して飽きて、数年経ってまた別のところで新しいブログを始めて、みたいなことをしてた。

このnoteのアカウントも、元々見る専用で作ったものだけどせっかくだからと思っていくつか投稿して、飽きて、しばらくしてから過去の記事を全部消して新しくやり直して、そしていままた過去の記事全消し&リスタートしてみた。

そもそも小さい頃から長文を書くことが苦手オブ苦手だった。
小学生の頃から、作文の課題を出されては、最初の書き出しをどうしていいかわからず、何も書けないまま授業の時間が終わるのを待ち、宿題として家に持ち帰って夜な夜な泣きじゃくりながら書くことが毎回だった。

長い文章に限らず、国語のテストでの30文字くらいの文章で答える問題も、頭の中になんとなく答えが浮かんでいても「これもしトンチンカンなこと書いてたなら採点している先生に笑われてるんじゃないかな…」とか考えて結局空欄で提出してた。

ふだんメインで発信しているSNSはTwitterで、最近はあまりできていないけど以前は毎晩のようにツイキャスもやってた。
個人的に、ツイキャスはかなり特別というか大事な場で、誇張なしに、今まで生きてきた中で最も他者に対して自分のことを曝け出せていた環境かもしれない。
リスナーが「合わないな」って思ったらスッといなくなるので、逆に、いつも来てくれるひとは俺のことを良く思ってくれているんだなっていう安心感はすごくあった。
普段あんまり身の回りのひとたちに対して悩みを打ち明けたり弱みを見せたりはしないんだけど、いつもツイキャスを聴きにきてくれていた人にならいまだに個人的な相談事とかかなり話せる。

Twitterは最近はバンドの告知と、しょーもないギャグと、酔ったときの弾き語りと、ふと思ったことで且つ呟かずにいられなかったこと、くらい。
下書きはたくさん積もり積もってる。でもツイートすると色んな方向に対して角が立ちそうだから呟かない。下書きに溜まっている呟かなかったツイートはゆっくりと醸成されて歌詞に昇華されている感じはある。

日常会話でも、言葉を口から出す前に頭の中で何度も何度も推敲する。ちゃんと伝わりやすい言い回しかどうか、嫌味な言い方にならないか、文法おかしくないか、これを言ったときに相手はどう反応するだろうか、たくさんの検閲を突破できてようやく喋れる。
「酔うと割と喋るようになるね」って言われることがちょくちょくあるけど、それは検閲が緩くなっているから。
普段は比較的口数が少ないほうだけど、仮に頭の中の言葉を全て口からダダ漏らしにしたら四六時中ノンストップで喋り続けていると思う。起きている時は頭の中は言葉で溢れかえっている。

気がついたら思いのほか結構分量が多くなってた。
きっと小学生の頃の自分は、いまほど気持ちや思考を表すための語彙を持っていなかったことに加えて、たぶん今よりもずっとずっと頭の中の検閲が厳しかったんだと思う。そりゃ作文なんて書けないよね。
ゆっくりゆっくりだったけど、ちゃんと肩の力を抜けるようになってこれてよかった。
それでもまだまだこわばるときも多いけど。
1300文字なんて原稿用紙3枚よ。とりとめもないしまとまりもないけど、十数分で書いたなんてずいぶんと成長した。

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