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「ダメな私」から「ダメなところもある私」への進化

私はずっと自信がなかった(いまもだけど)。
昔から褒められると「なにか裏があるのかな?」と思うくらいひねくれ者。

ありがたいことに今では仕事などで高い評価をいただくことがある。
だけど「オレがそんなに評価してもらっていいのかな」と思うことも多々ある。

この考えの裏側には「自分はダメなやつだ」という思い込みがある。
要するに自己肯定感が低い。
そして自己肯定感が低すぎると人からの正当な評価を素直に受け取れなくなる。


自分のすべてを否定するか、ある部分の未熟さを見るか

私は子どもの頃から自己肯定感が低くて、自分に対して「自分はダメなやつ」と思うことが多々あった。
ただ、最近は「ダメなやつ」から「ダメなところもある」と思うようになってきた。

この2つ、あまり変わらないじゃん。
そう思う人も多いかもしれない。
だけど私にとっては大きな前進だ。

「ダメなやつ」と自分に言う場合は「すべてダメ」と言っている。
100%の純粋な否定。
全力で自分を殴っている。

一方で「ダメなところもある」と言った場合はすべてを否定していない。
100%ではなくて純度が下がっている。
「この点は未熟だ」と言っているだけで、他のことには言及していない。

昔の私は仕事でミスすると
「あ〜、こんなミスをするなんて自分はダメなヤツだ、前もこんな失敗したし・・・」となる。
ズブズブと心が沈んでいく。

だけど最近では仕事でうまくいかなくても
「あ〜、自分はこの分野うまくできないな、じゃあどうしよう」となってきた。
つまり自分自身を否定しているわけじゃない。

だから「ダメなところもある」と自分に言えるようになったのは大きな進歩なのだ。
(「発展途上」とか前向きな言葉じゃなくて「ダメ」を使うのが私っぽい)

日記を書き続けると自分を冷静に見られるようになった

では何でこのように考え方が変化したのだろう。
おそらく日記を書き続けたことが大きな原因だと思う。

1年半くらい前から日記を毎日書くようになった。
仕事のミスやプライベートで感じたことなどを正直に書いた。
どうせ誰も見ないから、とネガティブな感情含めて書き出した。

最初は「モヤモヤする」とか「なんやねん」くらいしか書けなかった。
だけど続けると自分の感情を言葉で表せるようになってくる。

そして「起こったこと」と「自分の感情」を適切な言葉で書けるようになると自分を客観的に見つめられる。
「ミスでヘコんでるけど、改めて考えるとそんな致命的なミスじゃないじゃん。むしろ作業自体は進んでいるし」とか。

そんなことを繰り返すと自分を全否定することはなくなってきた。

寝不足で夜ふかしするとネガティブ思考がぐるぐる

転職してから睡眠の時間と質にこだわりだした。
それも自分の考えが変わってきた理由の一つだと思う。

私の場合、睡眠とメンタルが直結する。
寝不足だと考えがまとまらないし、不安感ばかりが心のなかで増幅される。

そして深夜になるとネガティブ思考が加速する。
昔はよく寝不足なのに夜ふかしして、ネガティブな考えに囚われて寝られなくなった。

だけどもうこりごりだ。
だから私はとにかく睡眠を大事にする。
毎日6.5時間寝る、寝る前はお風呂に入る、寝る直前はスマホを閉じる、などなど。
部屋には夜ふかしの誘惑がたっぷりだけど、明日の自分のために早く寝るのだ。

手帳と睡眠で「ダメな自分」のなかから「ダメじゃない部分」を見つけられるようになってきた。
これからは「素敵な自分」を見つけられるようになりたい。
(「素敵な自分」と言えるまで、あと30年後くらい掛かりそうだけど)

追記:
この伊藤さんの記事を読んでネタのヒントをもらった。
「ことば」は自分の手で書いてみると味わいが深くなる。
あと急に自分の名前が出てきてびっくりした。
ありがたい。


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