餅は餅屋:私に恋愛相談するのは、のび太に勉強を聞くようなもんや
思わずKOTOKOが出てしまいました。
あ、帰らないでください、ここから真面目な話なので。
先日のライブが抜けないのです。
長期連休は友人と会うことも多い。
お互い休みなのでゆっくりと飲みながら話したりとか。
あと、自分で言うのもアレだが私は聞き役になることが多い。
相手の話したいことを引き出すのがうまいというか。
話すなかで相談事になることも多々。
職場の人間関係や仕事について、転職や将来について、そして恋愛について。
そういった込み入った話をするということは私を多少なり信頼してくれているのだろう。
それ自体はありがたい。
だけど私に恋愛相談をされても困るのだ。
だって私自身に経験がないのだから。
恋愛の悩みを話しても何も言えないぞ
1年前くらいの出来事で、ふと思い出したこと。
本人の名誉のために属性は諸々ぼかすことにする。
彼は20代後半。
どうやら職場の人を好きになったようだ。
研修とかレクリエーションで一緒になることが多く、彼女とコミュニケーションを取るほど想いが大きくなる。
だけど彼自身は恋愛経験がほとんどなく、自分の気持ちがまだ分からないらしい。
そのあとも一緒に出張に行ったりとか、たまに一緒に帰ったりとかしてる。
「オレは彼女のことをどう思ってるんだろう」
・・・
・・・
いや、好きなんちゃう?
思わずナナヲアカリが出てしまいました。
7/7のライブが当たったので楽しみで仕方がないのです。
いや、それは「好き」なんじゃないの。
それくらいは私でも分かる。
だけど「これから具体的にどう動くか」は分からない。
そう、そこなのだ。
だからこそ「餅は餅屋」で相談するべき相手は選んだほうが良い。
口八丁で色々話せるけれど恋愛偏差値は低い私
そもそも私自身は恋愛経験がほとんどない。
片手で数えられる程度。
ヒトリノ夜が長すぎてロンリ・ロンリーな夜に慣れてしまった。
そんなやつに恋愛相談をしたところでまともなアドバイスをできるわけがない。
確かに様々な人と話す経験を積んできたので「それっぽいこと」はいくらでも言える。
森見登美彦作品の京大生がごとく、屁理屈と独自の理論で塗り固められた虚言を述べることは出来る。
だけど忘れちゃいけないのが、私の恋愛経験がほぼ無いということ。
私に恋愛相談をするのは「のび太に勉強を教えてもらう」ようなもの。
テストの点数が悪い人が「勉強を教えて」ってのび太にはお願いしないだろう。
もちろん「話すこと」自体が目的であるかもしれない。
話していく中で自分の決意が固まってくるというか、モヤモヤを吐き出したいというか。
だけど本気で状況を好転させたいのならば私ではなく、実績を持った人に聞くべきだ。
「解決できる人」ではなく「聞きやすい人」に話してしまう
仕事に置き換えてみたら分かりやすいかもしれない。
例えばプロジェクトで他部署の人が動かず、進捗が芳しくないとする。
そのとき、思わず同僚にグチを言いたくなるかもしれない。
「あそこの部署の人がぜんぜん動いてくれないから進まないよ」と。
だけど同僚に言ったところで物事は変わらない。
本当に障害だと思っているなら自部署の課長を通して相手の部署に掛け合うなどが必要だ。
つまり自部署の部長や課長に相談したほうがいい。
だけど部長や課長に相談するのはハードルが高いもの。
そして同僚に話して「自分は課題をちゃんと考えている」と自分を慰めたり「相手が悪い」と他責にして物事を終える。
どうしても「聞きやすい人」に相談してしまう。
その気持ちはわかるし、私もやりがちだ。
だけどそれでは物事が解決しない。
今回の恋愛相談でも一緒。
本当に相手のことが好きならば、他の人に相談したほうが良い。
だけどもしかしたら「話すべき人に話す」というのが彼自身の課題なのかもしれない。
だってそれは「オレはあの人が好きだ」と認めることになるから。
逆に言うと彼が話すべき人に話すようになったら一皮むけたということなのだろう。
「若者よ頑張りたまえ」と心の中でエールを送りながら、今後も見守っていくことにしよう。
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