【見世物経済】アボリジニの現実(オーストラリア/シドニー)
オーストラリア・シドニーのシンボル、オペラハウスを目指して海沿いを歩いていると、聞いたことのない重低音が遠くの方から聞こえてきた。目を凝らすと、身体中に白いペイントをした上半身裸の男達が、細長い棒に口を当てながら、ブーメランを叩いて音を出していた。
オーストラリアの先住民アボリジニとの初めての出会いだった。細長い棒はディジュリドゥというアボリジニ独特の木の笛で、聞いたことのない音楽を奏でてている。ブーメランを持って西洋人と記念撮影をしている。絵、楽器、CD、を販売する小さな