川平法と装具

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川平先生も装具の必要性を言ってくれています。早期に歩かせるってのは脳卒中ガイドラインでも推奨していますしね。

非麻痺側の筋力って凄く大切です。臨床を行なっていても、非麻痺側の筋力がある人は麻痺が重度でもなんとか歩けます。逆に非麻痺側の筋力が弱い人は、麻痺が軽度でも歩けなかったりします。

事実、論文においても立位可能群と不可能群を分けた時に重要となったのは筋力だったとしたものもあります。

高齢な方や、もともと栄養状態が悪かったり、骨折をしている人などもいますから廃用というのは早期から防いでいく必要があります。

廃用って簡単に言うけど凄く大切です。防ぐ必要があります。

そうなると歩行という全身運動は廃用予防の面からも有効であると思います。

しかし、なかなかそれが出来ない方もいるのが現状です。そうなってくるとやはり装具などうまく使用して補助を増やしていくことは有効であると思います。

T-caneや平行棒などの使用についてですが、これは少し意見が分かれるかもしれないと個人的には思っています。

非麻痺の使用が強くなると、半球間抑制により、麻痺側の回復を妨げる可能性があると唱える方もいます。

予後予測をして最終的に杖などが必要である場合にはADL訓練、実用歩行として、杖等を使用する事は悪いことではないと思います。

大切なのは目的だと思います。

ADL、実用歩行訓練であれば杖など使用。
麻痺側の促通であれば杖を使用しない。
歩行量を増やして廃用を防ぐなら杖など使用する。

など、、、どんな目的があるかによって訓練内容が変わってくるのではないでしょうか?

予後、目的、生活スタイルなどさまざまな情報から訓練を選択する必要があると思います。本当に奥が深いですね。

今までの常識にとらわれないで日々、情報のアップデート、勉強をしていく必要があると感じます。できることから、続けていこうと思いました。

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