回復期の装具療法の問題点③
回復期の装具療法の問題点③
治療でもそうですが、問題点を意識するこで、対応策が見えてくると考えています。
回復期での装具療法の問題点を考えていけれぼと思います。
⑤生活期における身体機能変化に伴う歩行能力を想定しづらい
予後予測だと思います。しかしながら、難しいのは、その人がどんな生活を送っていくのかにより予後も変化していくことです。しっかりとリハビリテーションを続けて管理している人では能力の維持・向上が出来るかもしれませんが、寝てばかりいる人は能力低下を引き起こすでしょう。
回復期入院時より、生活期のことを考えて対応していく必要があります。
病院にいると、陥りやすいのが、病院を退院した後の事を考えられないことです。退院したら終了というわけではないので、、、、
可能であれば経過を確認していけるようにして、退院後のイメージを持っていきたいですね。その症例から学んでいく必要があると思います。
また、一度生活期を経験すれば、また違うかもしれません。
装具もその人の性格や生活を考えて作製していく必要があるというわけです。
⑥生活場面での活用を意識していない。
退院後装具を作製したのみ使用していない人が多いということは聞いた事がありますか?
いくつか報告されています。
使わない理由の一つとして自分で装着が出来ないという事が挙げられます。
誰かに手伝ってもらわなければならないとなるとおっくつになりますので、使用率は下がっていくと思われます。
自分で装着出来るように装具も工夫をしていく事が必要です。
ベルトが邪魔で足が上手くいかない入らないのであればベルトを固定して上手く入れられるようにしていく手段もあります。
またクイックリングなどを用いて片手でも装着しやすいようにするなどの手段もあります。
機能面だけではなく、装着が可能かもしっかり意識して欲しいところです。
①から⑥までみてきましたが、どれも当院に当てはまる事だど思います。
気がつく事、意識することで行動は変わってくると信じています。
少しでも前に進めるように協力をお願いします。
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