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絵描きは全員他者と異なる目立つ事をやるべき論

この記事では「絵描きたるものは全員他者と異なる目立つ事をやるべき論」と言う話をしていきます。

ここで言う「絵描き」と言うのは「自己コンテンツ(絵)を収益化させる」と言う野望を抱いている者。と定義しています。

もしもあなたが「自分で描いた絵を収益化させる」と言う野望を抱いているのであればタイトル通り「他者と異なる目立つ事をやるべき論」を提案します。
では、この論がどういう理屈なのかをご説明します。

1.世界共通で絵描きの主軸ツールは数値化された線。

世界共通で先進国に置いて絵を描いて収益化している人達が扱っているツール(道具)と言うのは8割方デジタル(数値化された道具)だと思います。

これはコミックにしろ。アニメにしろ。イラストにしろ。どのジャンルをとってもデジタルだと思います。

いくつか理由があると思いますがその中の主な理由は以下の通りだと思います。

1.コストパフォーマンス。
2.修正に対する仕事にしやすさ。
3.管理のしやすさ。

他にも理由はあるのでしょうが、おおよそメリットとして上げられるのはこちらの理由だと思われます。

ではここでデジタルの持つデメリットについて個人的意見を述べさせて頂きます。

デジタル作画と言う物は名前の通り「デジタル」であります。
それはPCの中で「数値化」された「再現性のある線」だという事になります。

例えば漫画の世界では「描き文字」と言う物があります。

「ドン!」や「バン!」と言った擬音の事ですね。
今ではデジタルツールの中では「素材」と呼ばれる物があります

この素材と呼ばれる物は「売り物」であったり「無料配布」であったり様々なパターンがありますが。
例えば10人の漫画家のうち6人が同じ素材の描き文字を使ったとしましょう。

例えるなら6人全員が自分の漫画にテンプレートとして用意されたシールを張っていくと言う状況です。

これは確かに個人個々の作品の制作環境からすれば画期的な事です。
ただ登録されている素材を貼ればそれでお終いです。
これまでの様に手書きで文字を書く必要性はありません。

しかし、自分の漫画で使われている素材と100%同じ素材が別の漫画にもそのまま使われていると言う事でもあるのです。

では、この時Aと言う漫画とBと言う漫画の「個性」を図る時
その「個性」はどうなるでしょうか?「同一性の物」として観測できます。

もちろん漫画ですので100%同じと言う事はあり得ないと思います。
全く同じお話で、全く同じコマ割りで進行して行く漫画は著作権上存在しえないからです。

デジタル作画に置いてこれと同じ事が起きているのではないか、と僕は考えています。

例えば使ってるツールの設定。
デジタル作画に置いてペンツールはアイコンによって決定します。
そして筆圧の濃さ線の太さなども「数値入力」によってベースが決まります。
デジタルの恐ろしい部分は人間個人の不得意な所を補えてしまえる代わりに
アナログで出ていた「体格差」から来る線の引き方の違いや「個人の腕の長さや指の太さ等」から来る線の引き方の違いが「データ入力」を行う事でほぼ、再現性の高い物に指し変わるという点です。

デジタル作画で活躍されている方はこの問題を打破するべき色々取り組みをされています。テンプレの背景を加工する。実写写真を用意して加工する。
パースの補助だけ使い0から背景を起こす等がそれに値します。

これらは「個性」を助長する手段として有効的だと思っています。

デジタル環境で制作をしていて目立つ行動をしたいと思っている方は
これらの点に意識を一度向けてみると良いかもしれません。

2.アナログとデジタルの融合。

これは僕の個人的な制作スタイルのお話になります。
僕は作品の線画を全て伝統的なコミックツールである「Gペン」を使って
制作しています。着色以降の工程は全てデジタルで行っております。

こちらは以前海外から受けたお仕事で描いたキャラクターの絵です。

こちらをペイントソフト上でゴミ取りを行った上で制作を始めています。

何故僕はGペンとデジタルの融合を図っているかと言うと。
チャプター1でお話した「個性の差別化」を図る為の手段です。
また僕は何年もアナログで漫画を描き続けているため1からデジタル線画の技術をマスターするよりも今ある手持ちの技術を活かす方が効率が良いと判断した為この様なスタイルになりました。

結果海外からの評判もよく、珍しいスタイルだと現地のプロのアーティストからもDMでお話を伺った事もあります。

新しいスタイルを確立させる時に出る意見として
「それを嫌う人間もいる」=「ビジネスとして成り立たない」
と言う意見がありますがこれは考え方自体が間違っていると思います。

3.ブルーオーシャンは「ヘイト」ではなく「更地のライク」から見つかる。

ブルーオーシャンと言う言葉を聞いた事がありますでしょうか?
ビジネス用語で「競争相手のいない利益見込みのある市場」を指す言葉です。

逆に競争相手が多く利益見込みの薄いリスクの割合が高い市場の事を
「レッドオーシャン」と言います。

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