見出し画像

経営者がワクワクを忘れずにいるべき理由

2019年もいよいよ終わりに近づいていますね。毎年あっという間に1年が過ぎ去ってしまい、経営者として焦りを感じる時期でもあります。

今年は令和の始まりやラグビーワールドカップなど、世の中を賑わせる出来事がたくさんありましたが、みなさんにとって思い出深い出来事は何ですか?

僕は、今年になってデビューした事があります。
それは、アートに触れること(買うことではなく見ることのみですが)と登山に行くこと。

恥ずかしながら、これまでアートとは無縁の生活を送っていました。「理解できたら面白いんだろうなぁ」とは思いながら、美術館に行っても何となく作品を見て通り過ぎていくだけ…。登山も、体を動かすことは好きなので興味はありましたが何を揃えたらいいのか分からず、一歩踏み出せていませんでした。

そんな中、アートに携わる経営者の方々に機会をいただき、一緒に回らせてもらうことに。

画像1

こちらは11月に訪れた岡山芸術祭です。岡山県出身の経営者、ストライプインターナショナルの石川さんが企画されました。一面ピンクに色づけられたプールがあったり、市内全体にアートが点在していたりと、とても見ごたえがありました。

登山も同様に誘ってもらったのがきっかけとなりました。「必要なもの全部一緒に選んであげるから、石井スポーツに来て!」とシニフィアンの小林さんに呼び出され、言われるがままにグッズを購入して、気づいたら山に連れて行かれていました(今年一番の出費でした。。笑)カバー写真でジャンプしているのが、初めての登山となりました。場所は、北八ヶ岳「しらびそ小屋」。雪が積もっていましたが、初心者にもやさしいコースで、美しい景色を心地いい疲労感を楽しむことが出来ました。

携帯も繋がりにくい環境で、夜は一緒に登った仲間と山小屋で語り合いました。自然の中だとなぜか素直になれるのか、人生の悩みをお互いに吐露したりと、貴重な時間となりました。

画像2

(夏は立山へ。僕だけなぜか飛べていない写真。。)

人は本能的にエモーショナルな体験を求めている

アートと登山、一見別物のように感じますが、2つに共通しているのは、普段と違う脳みそを使えるところ。日常から離れることでリラックスしたりリフレッシュしたりするのはもちろんですが、何というか脳みそ全体を揺さぶられているような感覚です。

最近はあらゆるものがデジタル化され、効率的な世の中に向かっています。アクセスできる情報量も増えて、日々情報を処理しながら生活しないといけないし、変化のスピードも速くてついていくだけで大変ですよね…。

そんな中、キャンプや登山に行く人が増え、国内各地で芸術祭が開催されていることは無関係ではないと思うんです。言語化するのは難しいんですが・・・左脳だけを使っていると人間としてバランスを崩してしまう。それを本能的に察知して、なんとかバランスを取るために、右脳にも刺激を入れる必要があるのかなと感じます。経営者の場合、特に左脳、KPI的な部分にどうしても話がよりがちですし、プレッシャーもかなり大きい。そんな日常の中で人間としてのバランスを取るために、右脳を活性化できることを探しているんだと思います。さらに、僕の場合は「ワクワクしたい」というエモーショナルな気持ちが根底にあるんですよね。

最後に自分に問うべきは「ワクワクするかどうか」

経営にとって、定量と定性は車の両輪であり、両方とも大切です。
しかし、組織が大きくなってくると、定量が定性を殺してしまう場合があります。新しいものやサービスを生み出す能力がある人が、数字で論理で話す人に殺されてしまう。数字というものは全員に共通の分かりやすい指標なので、組織の共通言語になり、気づくとみんなで目の前の数字を追いかけるサイクルが出来上がります。もちろん、会社を存続させていくためにKPI達成は言うまでもなく重要だし、経営者としての責任もあります。

でも、事業を作る上で、定性も大事にしなければならない。ワクワクであるとか、サービスを使っての「気持ちよさ」を忘れてはならないと思っています。僕自身も、作る人もデザインする人も届ける人も、みんなのワクワクの熱量があるからこそ、良いサービスを作れるし世の中に届けられる。

2019年の締めくくりを迎えるにあたり、マネ―フォワードはいつまでもワクワクを忘れない会社でありたいと思っています。

画像3

最後になりましたが、本年も大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?