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創業10年目へ、変わらないワクワクや幸せをつくる家計簿のこと

マネーフォワードは、創業10年目を迎えることができました。

10年目をなんとか無事に迎えることができたのは、多くの方に支えていただいた賜物。ユーザー様、取引先様、株主様をはじめ、応援してくださるみなさま、何より、日々頑張ってくれているメンバーのみんなに改めて感謝したいと思います。本当にありがとうございます!

今日は創業の想いと「祖業」である『マネーフォワード ME』の話を少ししたいと思います。

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▲本日(5/18)のお祝いイベントの様子

「お金を前へ。人生をもっと前へ。」に込めた想い

2011年3月18日、起業の1年以上前に僕はこんなことを言っていました。
当社のプロダクトを使うことで、お金に関する悩みや問題が少しでも減り、人生において本当に幸せで、充実した時間を過ごせるようになっていただければ、これほど嬉しいことはありません。

今思うと、サービスもできていないのによくこんな話をしたものだとも思うのですが、僕の想いはこのときから何一つ変わっていません。

マネーフォワードのミッションは「お金の課題を解決すること」に加え、「お金の課題を解決し、ユーザーの人生を飛躍的に豊かにすること」です。一人ひとりの生活がお金の問題に脅かされたり、お金が原因で人生のチャレンジを諦めることなく、やりたいことにチャレンジできる社会の実現に、サービス提供を通して、少しでも貢献したいと思っています。やりたいことにチャレンジしている瞬間のワクワク感、前向きな情熱から発せられるポジティブな空気は、人を元気にしてくれます。

だからこそ、マネーフォワードという社名ながらも「お金を前へ。」だけでなく「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションにしています。

ユーザーを律する家計簿から幸せにする家計簿へ

創業期にリリースしたお金の見える化サービス『マネーフォワード ME』も、ユーザーがお金を管理する家計簿・資産管理サービスから、ユーザーを幸せにするサービスに進化させていきたいなと思っています。

お金はあくまで人生を豊かに過ごすための手段であり、お金を増やすことはゴールではありません。『マネーフォワード ME』を使うことで、無駄遣いに気付き、節約に繋がったといううれしいお話しもいただくことも多いですが、僕がめざしているのは更にその先にあります。
余剰資金の存在を見える化し、その余剰資金を遣うこと、場合によっては更に増やすことで実現できる幸せづくりにも寄与したいと思っています。

しかし「幸せ」の定義は、人によって違います。
「幸せ」の実現のために多くのお金が必要な人もいれば、少しの贅沢が「幸せ」という人もいる。その人ごとの「幸せ」に合わせた、お金の遣い方と、必要なお金を確保するための資産運用を提案できないだろうか。僕は今そんなことを考えています。

ちなみに僕の「幸せ」は、家族や仲間とおいしいごはんやお酒を飲んでいる時間、テニスや釣りなどの趣味を楽しんでいる時間、好きな作家の本を読んでいる時間、そして、何よりビジネスを進めている時間、特にプロダクトのことを考えてワクワクする時間です。

僕は、プロダクトのことを考えるときは、創業の時から変わらない大きめのノートにパイロットのボールペンでアイディアを書き起こします。保管しているノートはもう何十冊にもなっています。

もちろん、妄想するだけでなく、妄想を実行に移すこと、実行して失敗を繰り返すこと、そして失敗を乗り越えるという辛い道のりもセットです。だからこそ、プロダクトがユーザーに届いて、ユーザーに喜んでもらえたときの感動は一塩です。

Happyなお金の遣い方って?

さて、僕自身は、どんなお金の遣い方をすれば、より幸せになれるのか?

例えば、僕のバイオリズムを想定して、プロダクトのことをじっくり考えられるようなリラックスできる環境への旅行の提案があったら嬉しいかもしれません。
僕は農学部出身だということもあり?、自然や動物が大好きです。特に、今のように狭い自宅の部屋にこもって閉塞感が漂うときこそ、自然に身を置くことでインスピレーションが生まれるのではないかと思ったりします。

「辻さん、今疲れているみたいだから、明日のお休みには自然の多いところへ行ってみたらどうですか?●●の宿が空いていますよ。」
とMEくんがレコメンドしてくれる。それも、僕の好みを過去の履歴から分析したり、他のユーザーの満足度からデータ解析して、自分では気づいていない、新たな出会いを提案してくれるイメージです。

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社会をワクワクさせたい!

どうやって上記のようなアイデアを実現するのか?

例えば、『マネーフォワード ME』の支出にユーザー自身で満足度の☆を1つから5つの幅でつけてもらう。☆が多い支出からその人の幸せなお金の遣い方の傾向を読み解き、最適なタイミングでの消費や、そのための資産運用を提案します。逆に☆が少ない支出については節約を提案。

お金というものは定量的ですが、エモーショナルな満足度も数値化・見える化していく
自分の過去のデータや他のユーザーのデータをもとに、「幸せ最大化」という目的に向かって、お金の遣い方が最適化されていく
こんなサービスはどうでしょうか?

実際にユーザーのみなさまに使っていただくサービスにしていくには、あと一捻り、二捻りも必要だと思いますが、こんな時代だからこそ、プロダクトを通じて、ユーザーを、そして社会をワクワクさせることができたらなと思っています。

僕たちは創業10年目を迎えることになりますが、創業初日と変わらずにチャレンジを続けていきたいと思いますので、10年目も皆様のご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします!

P.S.
僕たちと一緒に、ワクワクしてくれる方も募集しています!
ご興味をお持ちいただける方は、下記リンクをご覧ください。



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