【読書レビュー】USJを劇的に変えた、たった一つの方法 @森岡毅

昨日の『プロフェッショナルの原点』につづき、本日はマーケティング関連の本をご紹介します。

今回ご紹介する本は、こちらです ↓

『 ＵＳＪのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか？  ～Ｖ字回復をもたらしたヒットの法則 ～  森岡毅 著 』

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森岡 毅（もりおか つよし、1972年（昭和47年）10月12日 - ）は、日本を代表するマーケター、戦略家、実業家。ビジネス書のベストセラー作家としての顔も持つ。元株式会社ユー・エス・ジェイ チーフマーケティングオフィサー 執行役員。兵庫県伊丹市出身。高等数学を用いた独自の確率統計ノウハウによる戦略理論と多くの奇抜なアイデアで、経営難に陥っていたテーマパーク・ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを劇的にV字回復させた人物として知られる。

私自身、Webマーケティングの仕事に携わるようになったのは、つい2~3年前からなのですが、転職して間もないときに、先輩から『マーケティングを学ぶならこの本が良い』と紹介された本です。

なので、この本は、普段からマーケティングのお仕事をやられている方はもちろんの事、『これからマーケティングを学ぼうとする人』には最適な本だと思います。

そんな、森岡さん流マーケティングのメソッドを、箇条書きでまとめちゃいました  ↓

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◆私がアイデアを考えるときは、まず目的を徹底的に吟味して定め、その次にアイデアが満たすべき必要条件を一番時間をかけて考える。

◆マーケターは消費者目線を基本にしないとアイデアも戦略も判断も全てにおいて焦点がズレる。マーケターは最低限、消費者を理解しないといけない。 

◆良いアイデアを思いつくためには、「どんなアイデアを思いつけば良いのか」を先に徹底的に考える。それが出来れば、あとはなぞなぞを解くのに似ている。

◆目的が正しいかについては十分時間を使って考えるが、それが正しいと判断したら、出来ない理由をあれこれ考えて目的自体を無理だと嘆くことに時間を使わない。 

◆マーケティングとは・・
①正しいターゲットの設定
②正しい便益の設定
③正しいコミュニケーションの設定 

◆日本人は何でも自分でゼロから始めようとする。もっと外に目を向けて積極的にアイデアを盗みに行った方が良い。 

◆困ったら答えは現場にある。実際にお店に並んでる商品の棚や商品を選ぶ客を観察すること。

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この本で特に伝えていることは、常に、商品やサービスを享受する、消費者の気持ちを考えること (消費者目線で考えること) 。そして、目的 (問題の本質 ) をしっかり見定めて、その目的の為に、きちんと情報を整理し、解決を試みること。

※ 特に、“ 問題の本質を理解すること ”という点では、『プロフェッショナルの原点』と共通していました。

当時、ドン底だったUSJを、どうやって復活させていったのか？  むしろ、マーケティングとは無縁の方にも、是非おススメしたい本です。

外出自粛のGW、ゆっくり読書でもして、実りあるお休みにしていきましょうー。

※マーケティング関連でおススメな本あれば、是非教えてくださいー！！