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サイコーの朝食たべた記録

3月12日(土)晴れ

高級料理にあまり興味がない自分にとって、高級料理は「景気付け」に食べ行くところだ。

今日はtagboatアートフェアという、今年のアート活動の集大成のようなイベントに出るため、文字通り「景気付け」で高級な朝食を食べにいくことにした。

朝の竹芝ベイサイド

急に春めいた東京は朝の空気が大変心地よく、歩いていて気持ちがいい。高級朝食が食べられる高級レストランへ。

入口で何気なく値段を見ると、

朝食5,500円より

「5,500円より」!!


目を疑った…。

5500円よりということは、それが最低価格で、オプションつけたらもっと高くなるということだろう。

正直この値段は僕の中では想定外だった。別に夕食や飲み会ならば5500円くらいの出費はよくある話だが、朝食で5000円オーバーはさすがにな〜と…。

「景気付け」のために来たのに、朝食に5500円も使ってしまったという罪悪感のようなもので、逆に貧乏な気分になってしまう気がしないでもないし、仮に満足なものが食べられなかったら、「5500円も払ってこれか〜」的な、さらにみじめな気持ちになってしまいかねない。

高くてもせいぜい2000〜3000円くらいだろうと思っていた自分が甘かった。東京の「高級」は厳しい。ここには億万長者になって、女性の足元を一万円札で灯せるようになったら来ることにしよう。

どうだ、明るくなったろう

てことで少し歩き、海沿いのカフェに来た。

BESIDE SEASIDE」という店で、週末のみ朝食もやっているらしい。一番乗りだったので、海沿いのテラス席に座ることができた。

7時半に一番乗り

海といっても東京湾なので、南の島のようなそれとは違うけれど、それでも春の陽気がテラス席にはばっちりで、朝の空気が大変心地いい。

頼んだアップルシナモンのパンケーキも素晴らしい。

場所・気候・時間・料理、すべて最高の朝食だった。

今まで食べた朝食の中で、5本の指に入るのは間違いない。

とてもいい時間が過ごせたし、結果的にはこれ以上ない「景気付け」になったように思う。

値段は1500円程度だったけれど、これなら5500円を払っても惜しくはないというか、それを凌駕する体験だった。

この季節、この気候、この時間帯でないと享受できない貴重なもの、こういうのを「プライスレス」というのだろう。「食事」とはこういった料理やサービスだけではコントロールできない、プライスレスな要素が多いに関わってくるものだなと。

tagboatアートフェアが来年もこの場所でやるなら、絶対また訪れようと思った。(実は次の日も来てしまった)


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