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Photo by
yumeiroya
批評:『シモーネ・バイルズ 限りなき高み』、NETFLIX、2024年
本作は、100年に1人の稀代のアスリート、シモーネ・バイルズの東京オリンピックでの失敗から、パリ五輪の選手選考会までを描いた、スポーツ・ドキュメンタリーである。
偉大なスポーツ選手をドキュメンタリーで描くのは、彼女・彼が現役の間には困難である。彼女・彼は現役でプレーしているので、できるだけ選手の邪魔にならないように撮るからだ。
本作では、彼女が人生で遭遇した様々な困難が描かれるが、あまりにも多すぎて、いずれにも深くは突っ込んでいない。そのため、作品は表層的な感を否めない。これが現役スポーツ選手を描く限界であると思えば、まずは及第点の作品であろう。
私は、NFLの選手の妻ということで、あえて最後まで観たが、時間があればどうぞ、という作品である。
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