『副業』からなにを得るの？？？
サラリーマン一筋25年のいしいちゃんです。（おじさんLCCでは「まだ25年」と読みます 笑）
今日は副業について書いてみようと思います。
副業というと、なにやらネットを使って小遣い稼ぎができる、みたいなことしかサラリーマン一筋だった頃の自分には思い浮かばず、（小遣いはほしかったけど）当然そのような世界に自分が足を踏み入れるなんて、10年前の自分なら信じられなかった、本当に別世界のものでした。ところが、あることを境に、その領域に足を踏み入れることになったのです。
そのきっかけとは、「1年間の休職」でした。
休職した理由は以前のブログにも書いたので割愛しますが、休職というサラリーマンでありながらサラリーマンではない時間に過ごした自分の在り方がその後の副業につながっていきました。
休職中になにをしていたかというと、実のところ最初の3か月はソファと昼ドラとポケモンGoがお友達でした（あとビール🍺も）。ようは本当になにもしなかった（できなかった）、ただただ時間が過ぎるのを待つだけの日々を送ってました。ある意味、なにも準備していなかったら、定年後に迎えていたであろう自分の姿を先に経験できた、ともいえるかもしれません。
そんな自分、さすがに3か月で「なんかしないとな・・・」という気持ちが自然と湧き出てきて、猛烈サラリーマン時代には目もくれなかった無料セミナーにバシバシ参加していったのでした。ジャンルを問わず、感覚的に「これ！」というものに申し込みして、平日昼間にも関わらず周りはスーツ姿のサラリーマンの中に私服ひとりの出で立ちで参加していったのです。
当時の自分はキャリアとは！人生とは！副業とは！みたいなものには一切興味関心がなかったので、これらの中で「副業」的な要素に触れあう機会はひとつもありませんでした。
ただひとつ、Before Afterで違った自分を挙げるとしたら「（一般的な）サラリーマンではできないであろうことを経験しておきたい」という新進気鋭（？）な気持ちを持ち合わせていたところでしょうか・・・
同じ自分で同じ会社に戻るというよりも、少しでも成長しておきたい、という気持ちがあったんでしょうね！えらいな・・・（笑）
さて、そうこうしていくうちに、復職が近づいてきました。会社に戻るということが自然に受け入れられた、といったらウソになりますが、なんとなくBeforeな自分ではない「ネオいしいちゃんになったなぁ」という感覚が自分に芽生えていたので、復職を決断したのでした。でも、この時点でも、まだサラリーマンとしてだけで生きていくんだろうな、という気持ちは残っており、副業や定年退職なんて言葉はまったく思いつきもしませんでした。では、ネオ、な要素はどんなことだったのか・・・
それは、SNSによるコミュニティへの参加、と、ここでは申し上げておきます。なんのこともないように思えますが、Beforeな自分はとにかく新しいコミュニティへ飛び込むことがめっぽう苦手、な人種だったのです。かつITも大の苦手。だから「SNS」、「コミュニティ」、ということだけで当時の自分には十分ネオなのです。
ネオないしいちゃんは、SNS上でも活発？に会話するようになり、オフ会？みたいなものにも参加するようになり、、、そして運命的な出会いをオフ会？で。
そこで出会った個人事業主の方に「いしいさんはビジネスしないんですか？」と言われたのです。最初は「自分は（サラリーマンだから）ビジネスしてます」と答えていたのですが、ようは自分のビジネス≒副業、をすべきでは？という問いかけであったようなのです。さすがに「むりむり」と、どこかで聞いたことのあるような回答を当時の自分もしてました。が、「そもそもオフ会？にきてあれやこれやと発言しているくらいなんだから、サラリーマンだけでなく、もうひとつ自分の能力を試す場をもつべきでは？（やれるよ）」と言われ・・・
このきっかけから、集客サイト（アプリ）を活用した少人数での講師業や、資格試験対策問題集の作成、そして新しい経験を手に入れるために、あれやこれやのリアルコミュニティやオフ会への参加など・・・Beforeな自分では信じられないような行動をしていったのでした。メンタル面では、人は恐いもの、と思っていたのが、人との出会いが楽しいもの、に変化していったことも大きな自信になったのだと思います。
ちなみに、副業では、、、たいして稼いでません（いまのところ（汗））。
さて、自分は副業を行って、なにを得たのでしょう。。。
正直、お金はたいして稼げてません（笑）
忘れられないできごと、ですが、少人数講師業を行っていたときのこと。とにかく初回は食事ものどを通らないほど緊張しました。サラリーマン25年間の中でも、自分は会社外の見知らぬ方に、セールスはもちろん、プレゼンなんてしたことなかったのですから。しかもお金までもらって。。。
自分の、自分というコンテンツに自信のかけらもなかったので、よくぞ踏み込んだな、と思います。それも「ネオ」になりたい一心だったのでしょうね。さらに、意外と自分の話すことを真剣に聞いてもらえるということにも快感を覚えたのはこのことが最初だったかもしれません。
なにより、踏み出す勇気を振り絞るという経験が、人前で自分の考えを発言したり、自分のコンテンツを披露したり、人がキライな（と思っていた）自分が全く知らない人と積極的に交流を持とうとするようになったり、そんなネオな自分を創り出そうとしている現在の自分の原点になったことは間違いないと思います。
自分にとっての副業は、小遣い稼ぎではなく、自分の人生観を大きく変えるきっかけになったものなのでした。そんな副業の在り方というのも良いのではないかと思います。
ちなみに、今現在もほとんど稼げてません（笑）でも、副業をはじめてから、『真剣に自分がやりたいこととは？』、『自分の得意なこととは？』をずっとずっと自問しています。未だその答えは見つかりませんが、きっと今年見つかるのではないかと思います。
また、人と交流することがこんなに楽しいものなのだということに気づくことができたのは、最大の成果ではないかとも思ってます。おじさんLCCなんて、その最たるものです。（忖度不要ってのがサイコーですからね（笑））
副業をはじめてから3年くらい経ったでしょうか・・・そんな自分にもまた転機が訪れているような「気」がしています。自分を信じること、自分の勘を信じてあげられるようになったこと。それもこの副業がすべての原点であったような気がしてなりません。「計画された偶発性」をまさに体感している今日この頃だなぁ、と実感するネオいしいちゃんでした。。。
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