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承認欲求=主婦ママのイライラの正体

承認欲求…


いい奥さん(妻)になってもだれも得しない。

だれも見てやしない。

だれも気にもとめない。

つまりはだれも褒めてくれない。

あなたは旦那さんの機嫌をうかがっていやしないだろうか。

あなたはこどもがよろこぶ料理を、

毎日のようにクックパットに尋ねたりはしていないだろうか。

はたまた、通りすがりの人の視線のためにガーデニングに

いせいせと精を出してはいないだろうか。

わたしはといえば

初妊婦のころ(あぁこれがつわりね、、、きたきた)と、

毎朝、旦那を送り出しては

実家から送られてきたグレープフルーツを頬張っていた。

(あぁ、おなかも大きくなってきたなぁ、今日はどこをきれいにしよう。)

まずはいつもどおりのルーチンワークをこなす。

料理の要領がよくないのかふたり暮らしにしては山盛りになったシンクの食器をぴかぴかに洗う。

水滴を拭きあげ、掃除機をかける。


夫は結婚したとたんだらしなくなった。

同棲時代、クローゼットのなかは整理整頓され、

毎日持参するハンドタオルは端と端をしっかり合わせ、きれいにたたんでいたし

テーブルの上には食事のとき以外なにも置かないタイプだった。

もちろんごみはゴミ箱に

ごみ箱がフルになればきちんとまとめて処分をしていた。

玄関は一足のシューズしか出さない。

財布の中はシンプルかつレシートなどはなし。

そのうえおおらかな性格。

なんて完璧なの!!

会話が少ないことはちょっと気になってはいたがたいしたことではない。(きっと)

がしかし今はどうだ。

脱いだものはそのまま、

下半身のシルエットが残ったまま置かれているボトム、

くつ下は毎日わたしが表に返して洗濯機にほおりこんでいる。(これ、地味につらい)

食事のあとの食器はテーブルにそのまま。(こびりつくんだ、これが)

バスルームはこれでもかってくらい天井から壁一面、泡が散乱している。

仕事から帰ってくればバスルームに直行してくれるのはいいが、また衣服たちが散乱している。(くつ下地獄タイム)

彼は、とくに仕事や疲労について愚痴をこぼすこともないが無口なのが気になる(きっとたいしたことないな、うん)

ひとりの世界にいることがなによりもストレス解消なのだ。

ゆえに私のあーでもないこーでもない話を語りたいが黙っておく。(なんてできた女だ)

とわいえ、なんだろこの家政婦気分。

そう、わたしは我慢をしているのだ。

我慢(= 耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。)

もう8年か。

何がそうさせたのかはわかっている。はっきりと。

わたしの自己肯定力の低さと、そしてもうひとつ。

それは墓場までもっていってやるか、いつか暴露してやろうか目論んでいる。


話が少しそれたが、わたしは良き妻だ!

本当によく耐え忍んでいる。

しかし、ふとおもった。

これ、ダレトク???

わたしはもっとはなしを聞いていただきたい。

あわよくば、毎晩こどもたちが寝付いたら会話をさせていただきたい。

素を出して生活をしたい。(なんだって?)

他人の目なんて気にしたくない。

ん???

わたしはなぜ我慢をしているのだろう。


それは、親からの教育にあった。


   【世間体】(=せけんてい)

    
    せ・け・ん・て・い


    SEKENNTEI!!!


これはわたしの過干渉な親の大好きな言葉であった。

幼いこどもは親からの教育という名の価値観にどんどん洗脳されていく。

あれはダメ、あなたには向いていない、これはよくない、普通に考えたらこうでしょう!、ああしなさい、こうしなさい、つらつら…

そしてキメぜりふはこう!「世間体ってもんがあるでしょう!!」

そんな家族のもと育てあげられ、完成したわたしはというと

現在、がちがちに固まった価値観のなか、

妻として母としての立場を全うしているつもりになっている。

非常にこどもたちと夫が不憫でならない。

だれに完璧を求められているのか、ずっと考えていたがやっとわかったのだ。

親の呪いだ。

呪文のように吹き込まれた価値観。

恐ろしい。

そのせいでかわいいこどもたちはわたしのこのがちがちに凝り固まった

「〇〇〇すべき」のような固定概念の第二の被害者になりつつあったのだ。


次回は

その呪いが解けつつあることをつらつら書こうと思う。

とはいえ、主婦とは母とは褒めていただきたい生き物なのかもしれない。

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