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人新世の資本論(週刊プレイボーイより)子どもたちへ今より良い未来を残すために・・・

数十年に一度、100年に1度といわれる自然災害
世界各地で毎年のように発生し、
地球温暖化が懸念する声が上がる一方、
各国の思惑の違いや経済優先の声に押されて、
気候変動解決への取り組みはなかなか進まない。

根本的に資本主義そのものの見直しが必要だという声も多い。

人新世」" ひとしんせい " とは。
→人類の経済活動の痕跡が地球全体を覆った時代。
地質時代の最新区分

地質時代といえば
恐竜のいた「ジュラ紀」などが有名。

いきすぎた資本主義が地球を破壊していることへの警鐘。

ビル、農地、ダムだけでなく
海洋のプラスチックゴムから
大気中の二酸化炭素まで、
地球環境に壊滅的打撃を与えています。

●ふたつの危機●
資本主義の危機と環境危機。

世界経済の行き詰まり。
結果、労働者からの搾取を強めるしかない。

「上級国民」という言葉がはやるほど
格差の拡大が続いている

資本主義は労働者だけではなく、
自然環境をも搾取しながら発展していく。

経済成長と二酸化炭素排出量の増加は並行。

国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)のように
気候変動の解決に取り組む動きもあるが、
実は百害あって一利なし。
エコバック、マイボトルといった程度の変革では意味なし。
自己満足の世界。

資本主義というシステムに大胆に挑むことが必要。


止まったら死んでしまう資本主義。
「拡大と成長」が大前提の資本主義。

「人新世」はあらゆるものを資本主義が商品化し、
儲けの手段にしていまった結果、
人が生活するうえで絶対必要なものまでが
「単なる商品」
と化してしまった。

水や電気、土地、現代的なものでいえばインターネット。
そういった生活するうえで必要なものがお金儲けの手段として扱われている。

本来、生きていく上で必要なものは誰もがアクセスできる
共有財産」にしていかなければいけない。
「共有財産」=コモン
共産主義を起こそうという話ではない。

太陽光パネルで地域で電気を管理、
ウーバーのようなシェリングエコノミー、
地域による地域のための民泊「Fairbnb」

資本の無限の膨張に歯止めをかけ、
経済をスローダウンし、庶民の生活と自然環境を優先する社会に大転換する。

豊かさと経済のスローダウンは両立する。
逆にそれを求めないと気候変動などの環境危機は悪化し、
不平等や経済格差が深刻化し、社会秩序も乱れ、
社会は野蛮化していく。


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