どうやって仕事を取る?


前回は独立する前に押さえておきたいポイントを書きました。
今回は独立してからの仕事の取り方について書いていこうと思う。
職人スキルを磨きまくって、もうまもなく独立しようとしてる人必見です!

独立してまずは

さて、いざ独立しようと思った時にまずお客さんを探しにいくわけですが、仮にここでは僕、保温屋が独立してからの流れを書いていこうと思います。

保温屋で独立した場合、大きく分けると2つの流れがあります。

・町場の現場をやるのか
・大手のゼネコンの現場をやるのか

2つめの大手のゼネコンの現場の事を業界では【野丁場】といいます。
この町場をやるか野丁場をやるかの二択になります。

町場で保温屋さんとしてやっていくには、町場にある〇〇設備、〇〇管工業、〇〇ダクト工業、などの空調や衛生をメインにしている会社に営業して仕事をもらいに行きます。

一方野丁場でやっていくためには、大手の保温会社に所属するのが一般的です。要するに協力会社として登録する。みたいな感じです。
大手の保温屋さんだとナイガイ、ミヤデラ断熱、大阪断熱、昭和コーポレーションetc…
のような大型物件の保温を一手に請けている会社に一旦所属してそこから仕事を請けさせてもらいます。

町場、野丁場どちらをやるにしても一旦営業をしなくてはいけません。

それぞれのメリット、デメリット

では次はメリットをそれぞれ見ていきましょう。

町場のメリット
・稼げる
・ルールが厳しくない
・現場滞在期間が短くて済む

町場のデメリット
・物量が少ないので仕事を取り続けなければならない
・図面や書類、足場などがなかなか手に入らない
・支払いの遅れがたまにある

野丁場のメリット
・物量が多いので1度入るとしばらく営業しなくていい
・足場や書類が揃っている
・トイレ、売店、喫煙所など休憩する設備が充実している

野丁場のデメリット
・ルールが多い
・安全にとても厳しい
・無駄な時間が多い

どちらにもメリット、デメリットがあってどっちがいいということは僕の中ではない。
例えば、新人を育てたいなら野丁場のほうがいい。
物量が多いので、1つの作業を繰り返し触ることができるのはすごく育成に向いている。

町場では脚立が使えたり、自分の時間で割と縛られずに働けたりできるのはいい。
野丁場ではエレベーターの時間や一斉清掃など、時間が決まっていて、ある程度時間を合わせないといけない。

まぁここまでは余談です。
町場と野丁場の違いを見てきましたが、実は仕事を取るために必要なことはどちらの現場をやるにしても変わりません。

ここからは仕事を取るためにしなくてはいけないことをお話しします。

差別化ポイントを明確に

仕事を取る上で一番大切なことは、どこで同業他社と差別化するかです。

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