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地域でつながる日常を少しずつ

毎月第3土曜日に行っている氷室どよう市を始めたのは2020年9月のこと。コロナになって初期の頃でした。

良い展示をするだけで地域に根付かせるのは難しそうだと感じたFUJIHIMUROのPRに、(リアルイベントの多くが中止やオンライン開催になっていくにも関わらず)広場を活用する青空市を提案しました。

“地域でつながる日常を少しずつ”には3つの意味を込めています。

ひとつは、少しずつ地域とつながること。
もうひとつは、少しずつ地域の日常になっていくこと。
最後は、つながる日常を少しずつ取り戻すこと。

「少しずつ」が象徴するように、規模や集客人数の数字の大きさをそこまで求めないことにしています。そこで無理をするよりは、ある意味適当に続けて、そこにあり続けることで、ふらっと立ち寄りたくなる空気、立ち寄ってくれた人といろいろ話せて、そこからつながりが生まれていくような日常が作れないかという実験です。

で、こういう仮説ってどうなんだろうと思っていたところ、つい最近日比野克彦さんが糸井重里さんとの対談の中で似たようなこと言われていました。

やってみると、いろんな人に重宝され公共事業としてはたぶん成功しています。最近はこれに関わるほとんどの実務をスタッフの新井がやってくれているのですが、彼女の個性がすごく活きる仕事で自分がやるよりずっといいなと思って見ています。

たまたま誕生日と重なった昨日のどよう市、出店者数組に声をかけて新井からバースデーサプライズを仕掛けられました。人を喜ばすことに本気になれることはとっても良い素質です。自分がやられるのは恥ずかしいけど。